第2話 荒野を乗り越える

文字数 1,201文字

「この先はどっちへ行けば良いんだろう?」
「地図が欲しいなら、北の城へ行けば良い」
「誰ですか?」
「通りすがりの旅人さ」
「あ、ありがとうございます」

 春風は北の城に向かって歩き出した。
「しかし、岩だらけだな。歩きづらいよ」
『良いこと教えてやろう』
「誰ですか?」
『情報屋だ。この先に森があるんだが、そこに三匹の使い魔が囚われている。助ければ、あなたの旅の助けとなるでしょう。使い魔は炎・水・風の属性を持っている。成長させることも出来るが、限度がある。だが、力がないあなたの能力を増幅させることが出来るだろう』
「ありがとうございます」
『頑張りなさい』

【風吹く森】
「さわやかな森だな」
『誰か助けて』
「声が聞こえるな」
 春風は森の中へ入っていく。すると木に(しば)り付けられている三人の女の子がいた。
「そこのあなた、助けてくれませんか?」
 女の子たちはやや高いところに縛り付けられていて、パンツが丸見えになっている。
「どうやって?」
「下の杭を取ってください。あの、出来れば、上を見ないで欲しいです。恥ずかしいので」
「分かった」

 春風は杭を取り、女の子たちを解放させてあげた。
「ありがとうございます。私たちはこの地に住む使い魔です。私はイリアと言います」
「私はシーラン」
「私はマリタです」
 イリアは炎、シーランは水、マリタは風の属性を持っているらしい。
 春風は使い魔従属のスキルを身に付けた。 使い魔(基本)L1

《使い魔たちの能力》
イリア 炎
体力100
魔法300
攻撃300
守備300
火炎L5、攻撃上昇、魔法防御、火属性軽減、水属性耐性

シーラン 水
体力200
魔法300
攻撃250
守備300
放水L5、治癒L3、守備上昇、魔法防御、水属性軽減、火属性耐性

マリタ 風
体力150
魔法300
攻撃300
守備250
竜巻L5、回復L4、魔法防御、攻撃上昇、守備上昇、属性耐性、属性軽減

「頼りになるな」
「サポートなら任せて」
「え、エッチなこと以外ならね」
「森から出ましょう」
『そうは行かねぇぜ』
ゴブリン
レベル2
体力20
魔法0
攻撃14
守備18

 春風は攻撃した。ゴブリンに3ダメージ。
 イリアは春風に炎の力を纏わせた。春風は炎の力を使えるようになった。
 シーランは春風に水の力を纏わせた。春風は水の力を使えるようになった。守備が上がった。
 ゴブリンの攻撃。春風に3ダメージ。
 春風は炎の力で斬りつけた。ゴブリンに8ダメージ。

 ゴブリンの攻撃。春風はダメージを受けない。
 春風の攻撃。ゴブリンに6ダメージ。ゴブリンを倒した。
4経験値と8ゴールド手に入れた。春風はレベルが上がった。
体力32→36
魔法1→3
攻撃15→19
守備14→17
守備強化L1[新]

「これで森から出られるわね」
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