第5話 城復活。使い魔の手がかり

文字数 1,125文字

 春風たちが城を出ると、別の光景が広がっていた。
「ここは?」
『よくぞ、倒してくれた。これで余の城ももとに戻るはずじゃ。礼を言うぞ』
「王の声?」
『そなたらは我が城の英雄じゃ。城の皆も快く迎えてくれるだろう。さらばだ』
 声が消えると、元の景色に戻り、城の黒いベールが消える。

「元に戻ったんだね」
 イリアたちが喜ぶ。スカートが翻り、パンツが見えた。
「あっ。そんな見ないでよ」
「相変わらずエッチなんだから」
 イリアたちの声には艶があった。

 春風たちは城に入る。
「ようこそ、いらっしゃいました。お待ちしていました」
「おお、そなたらか。城を救ってくれたのは。私は王の息子だ。父が亡くなって、王位を譲り受けることになった。そなたらは使い魔を探しているそうだな。特別に図書室へ入ることを許そう」
「ありがとうございます」
「あとこれを持っていきなさい」
 春風はピンキードリンクMを受け取った。
「そのドリンクは使い魔の好感度を上げられる。一定値までなら何回でも使えるぞ。使い魔との特別な関係を作りたいのなら、使ってみると良い」

「図書室へは奥の階段から行けるぞ」
「ありがとうございます」
「春風、行ってみましょう」
「ああ」
 春風たちは階段から図書室へ。
「本がたくさんあるわね」
「使い魔に関する本はどこにあるのかな?」
「春風、こっち」
 イリアが腕を引っ張る。ドリンクがこぼれそうになる。

「これ」
 使い魔に関する記述があった。
「東の奥地?」
「ああ、ここからだと橋を渡らないと行けないかな」
「あなたは?」
「この図書室の司書です。この辺の地理も詳しいですよ」
「遠いですか?」
「橋を渡ればすぐだよ。行ってみれば分かるよ」

「とりあえず、行ってみよう」
 春風たちは城を出る。
「このドリンク使ってみましょ」
 イリアがドリンクのふたを開ける。
「飲むのかしら?」
 使い魔たちがドリンクを飲む。好感度が最大になった。

「体が熱いわ」
「本当。何かしら?」
「変な感じ」
「大丈夫?」
 春風はイリアに触る。
「ひゃんっ」
 イリアはビックリするが、様子がおかしい。
「どうしたの?」

「はあ。ぁん。春風ぇ。私、あなたのことが」
 イリアが抱き付く。他の使い魔も抱き付いてくる。
「私、春風の欲しい。ちゅっ」
 イリアがキスをしてくる。シーランとマリタが春風の下半身に手を伸ばす。
「もう、こんなに」
「おい」

 シーランがズボンを下ろす。
「わあ、これが春風のおちんちん……」
「すごい、大きい」
「入れて欲しいかも」
 イリアたちがパンツを脱ぐ。
「春風、入れて♡」
 春風はイリアたちとエッチした。
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