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片隅ノ詩集
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蓮の花
文字数 180文字
沼より出でて咲き誇る
時に精霊に見守られ
時に怪物が潜んでおり
時に御仏の椅子となり
汚れの中の光
淀みの中の清らか
濁りの中の神
美しさが生まれ
天に向かって花が咲く
此の世の岸辺で生きる人々と
彼の世の岸辺とを繋ぎ
静かに ただ静かに
姿にてありようを説く
(沼の中でこそ 育つ生命があり
そしてそれはとても輝いている)
きっと私はこの花のようでありたい
きっと私はこの花のようになりたい
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