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文字数 294文字



真っ直ぐな
眼差しが時々
苦しくなる時がある
素直さは
必要なのだけれど
隠しきれない
優しさは
君のことも僕のことも
傷つけるだけ
幼さの残る
その仕草に
心奪われ続けてきたけれど
大人と子供の境界線を
少し先に
超えてしまった
僕には眩しすぎて
どうしても目を
背けてしまうんだ
もう少しだけ
並んで一緒に
歩いていたかったのに
ただ隣に
いたかっただけなのに
今は随分と
遠くを歩いている
このまま離れて行くのか
それともまた
並んで歩けるのか
今の僕にはわからない
戸惑う君に
言葉をかけられずに
ぼくは振り返るのをやめた
その眼差しに
返す答えを今は持ち合わせてないから
いつか懐かしむ
そんな日が来ることを
願いながら
君を置いてぼくはぼくの道を歩く
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