24

文字数 312文字



拗らせた想いは
どこかへと飛んでいく事もなく
重石をつけてぼくの深みへと
どんどん沈んでいく
口先だけは会えるからイイとか
言っているけれど
ぼくの心は荒ぶっている
誰かを愛するたびに
疲れては突き放して
閉じこもって何もできなくなるのに
また凝りもせずに
誰かを好きになってしまう
弱いとかそんな事のせいに
したくないけれど
どうにも1人でいるのが怖いのに
ぼくは素直にはなれない
無理して笑っては
眠れないほど怯えて
灯したばかりのあかりに
何も映し出せなくなってまた1人
夢の中では素直になれるのに
現実の中ではプライドが
せっかく広げてくれた手を
拒んでしまうんだ
でもいつかやり直せたなら
こんなくだらないもの捨てようと思う
その時は君のそばで
ゆっくり眠りにつきたい




ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み