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文字数 538文字



晴れ時々曇り
そんな人生の中に
雨も嵐もあるけど
どうしても目立つようで
意識の中に残ってしまうから
何だか朝から気分が悪い
そんな天気も
別の誰かの上では
雲一つない晴れだったりして
相手の清々しさが
ものすごく鼻について
さらにイライラが募る
どうしてうまく行くことばかり
人は考えてしまうのだろう
そのどうしようもない気持ちも
他の誰かから見たら
悪くないコンディションかも
しれないのに
わがままに生きてるから
僕らはなるように成る事を
割と忘れがちだけど
タイミングと勇気で
結構自由に
カスタマイズできてしまうのに
臆病だから
後回しにしがちで
目の前から朝遠ざかり
誰かの見本がなきゃ
手出しできないのは
運のせいにしてはダメなの
逃げる事もある程度
僕らの生きる術
生まれ落ちる場所が
お金持ちだから
良いとも限らないし
厳しい親だから
悪いとも限らないし
自分次第でどうにもできない
そんな時もあるけど
もしもう少しだけその事に
気付く見聞力があったなら
精一杯の中で
自分よりもがいてる
他の誰かにほんの少し
手を差し伸べられたなら
雨や嵐も少しだけ
晴れ間に近づくかもしれない
大人じゃないとわからない
子供じゃないと気付けない
そのボーダーが本当の
天気を決めているのかもしれないなら
傘に入れてあげられたら良いな
そう思いながら
空を眺めて明日の天気を想う
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