第14話:丹沢先生の博多医師会での講演と反応1

文字数 2,478文字

 この話を新横浜に帰ってきた泉田鈴江が父との話の内容を説明するとよくやったと言った。その後、丹沢先生が報告を聞きたいと新横浜に来る事になり2017年10月23日、新横浜の焼き鳥屋で泉田夫妻と丹沢先生が会い話の内容をすると泉田鈴江さんよくやったと言ってくれた。そしてパンフレットは今日30部、博多医師会に直接、郵送すると言った。そして泉田鈴江さんとお父さんの会話を聞いた。

 そうか確かに物も金も東京に集中しているものなーと博多の医師会でも苦々しく思う気持ちは良くわかると言った。しかし泉田鈴江さんは弁舌がたつねと言い、まさか早稲田大学の弁論部じゃないだろうねと聞くとピンポン大正解と答えると丹沢先生が泉田の亭主の顔を見て君は素晴らしい、おかみさんと結婚したねと肩をたたいた。

 すると、ありがとうございます、私も、そう思いますと言うと大笑いとなった。今度の博多の医師会での講演会には是非、泉田鈴江君を僕の隣の席に座ってもらって質疑応答の時、活躍して欲しいねと言うと望むところですと奥さんが同意した。こりゃ心強い味方ができたと爆笑した。それじゃー取り急ぎ講演の内容をまとめる作業にあたるから年内には博多医師会で講演をする日程を組んでくれと言った。

 やはり土日の方が良いのだろうと聞くので、明日電話で父に、いつ頃が良いか聞いてみますと言い、わかり次第、丹沢先生に連絡しますと伝えた。その時にソーシャルレンディングの会社の社長にも来てもらった方が良いかなと聞くと情報は多い方がありがたいので、是非、お願いしますと言われ了解した。泉田君は、必要かと聞かれ、そうね臨床放射線技師として1人位いた方が良いかも知れないと言った。

 それでは泉田夫妻とソーシャルレンディングの会社の社長と丹沢の4人で良いか、それとも静岡医師会で設立を計画した佐藤さんも呼ぶかと丹沢先生が言うと、もちろん、そっちの方が良いと泉田誠一が言った。じゃーこれで決まり総勢5人で博多に乗り込むことにしようと言い景気づけにビールで乾杯した。そしてかなり酔ったがが、やはり泉田誠一よりも奥さんの鈴江さんの方が酒も弁舌も強いのは間違い事実だった。

 そしてタクシーで家に帰り、床についた。翌日の晩、泉田鈴江が自分の父にいつ頃、博多医師会での講演会が良いか聞くと12月10日か17日の夜20時からで良いのではないかと言ったので了解したと伝えた。高度臨床検査センターのパンフレット50部が博多医師会に届いたと教えてくれた。奥さんは電話を切って、旦那の泉田誠一に、話の内容を説明した。

 翌日の朝、泉田誠一が丹沢先生に12月10日か17日の夜20時から1時間程で良いと言われたと報告すると丹沢先生が、それなら早い方の12月10日にしようと言った。佐藤さんとソーシャルレンディングの会社の社長にも連絡もお願いしますと言うと了解したと言ってくれた。

一方、泉田誠一の株投資では2017年11月9日に23800円で東京エレクトロン3万株全株売れ、税引き後利益59900万円となり残金が62650万円となった。2017年12月7日にファーストリティを42730円で10000株42730万円で買い残金が8270万円となった。

 博多での講演する約束の2017年12月10日となり丹沢先生は朝10時東京駅発の新幹線で午後16時に博多駅に到着。その後、博多駅の喫茶店で17時に待ち合わせると泉田夫妻が16時過ぎにやってきて佐藤さんが16時半過ぎに来た。泉田鈴江さんが到着すると発表原稿を渡し、スライド、OHPを出して欲しい所にはスライド、OHPの番号と蛍光ペンでその場所が直ぐわかるようにしてあった。17時前にソーシャルレンディングの会社の堂前社長がやってきた。

 集会1時間前の19時に会場入りし、一度、通しで2倍の早口で練習してみようと言った。文章を見て訂正とかわからない所はないかと聞くと3ヶ所、誤字が見つかり白い修正液で消して書き換えた。軽く食事やケーキと珈琲、紅茶を飲んで18時半に店を出て19時前に博多医師会館に到着して会場へ案内してもらい早速、丹沢先生と泉田鈴江さんが発表の練習を開始した。

 20時10分前に泉田鈴江さんのお父さんの田丸徳一さんが現在の博多医師会、会長の石動昇平先生を紹介した。丹沢先生が発表のため緊張していると気を使ったようで田丸先生と石動先生は直ぐに席に戻っていった。20時になると司会の博多医師会の先生が丹沢先生の略歴と出身大学、卒業年度、専門分野、職歴などを型どおり説明した。

 それでは丹沢先生お願いしますと言われ丹沢先生が演壇へ泉田鈴江さんがスライドとOHPの機械の近くに座った。そしてライトが消されて丹沢先生は短い挨拶をして早速、現在の首都圏の主な高度臨床検査センターの銀座、新宿、渋谷、上野、港北ニュータウン、新横浜と早めに流し続けると会場からどよめきが起きた。次に検査室の設備と受付、土日の検査の風景も流した。

 すると、どよめきが更に増した。次にCTスキャン、MRIの最新機械の紹介をすると感嘆の声が会場のあちこちから聞こえた。予約性であり待ってる人が多くても5、6人で待合室も空いていて簡単な着替え室とお客様専用のロッカー、MRI使用の時にはヘッドフォンから心地よい音楽を流してMRI独特の音を消す様子の録音の音も流された。

 またCTスキャンを捜査する臨床放射線技師のスピーディーな流れるような機械操作にも驚きの声があがった。検査時間は20分から1時間程度。 頭部MRI検査時間は2、30分程度。心臓MRI検査は1時間程。その後データを患者様に渡すのではなく依頼された医療機関の先生宛に宅急便で運ぶ風景も流されると、また驚きの声があがった。

 そして最後に施設を借りる賃貸費用と高度なMRI,CTスキャンの中古価格やリース料金が映し出されると、どよめきが起きた。特に銀座、新宿、渋谷のビルの賃料の値段の高さは、ため息が上がるほどだった。
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