第1話 日常を旅としてみる

文字数 653文字

 全国を旅して、色々な景色を観た。
 たくさんの場所で、その地の暮らしぶりを見たり、ご当地グルメを食べた。
 断食体験もした。一番楽しかったのは沖縄だった。

 しばらく旅はしない。もしかすると金曜日の仕事終わりに夜行バスに乗って、週末旅なんてするかもしれないけれども。しばらく旅はしない予定です。

 今日、街を歩いていて、気付いた。

「こうやってブラブラ歩いてる通勤時間も、旅みたいなモンだよなぁ」

 ちょっと早めに起きて、電車に乗って、駅で降りて、1時間ほど歩いて仕事場へ。歩いて20分程度の道を、あえて遠回りしたり、喫茶店でコーヒーを飲んだりして結果、1時間かかっている。帰りも繁華街をブラブラ、居酒屋だったりバルだったりを眺めて歩く。これがとっても楽しい。

 こういう日々の気持ちだったり、なにがしかの経験を、ただ素通りさせるだけでなく、どこかに閉じ込めておけたら。電車に揺られている時、ふと思い付いた。

「まーた書くか……エッセイ超苦手だけど(小説が得意とは言ってない)」

 どうしても書きたいことがあるわけではないので、書くことがあれば書くという感じで。
 今、考えているのは……。

・週末は日本酒を飲んでいるので、なんか、お取り寄せとかしてみる?
・平日はほぼ毎日、仕事場の近くで外食しているので、その話とか。
・別名義で書いている(ちょっとアレな)小説について、とか。
・今年も弱そうな贔屓のプロ野球球団の話……は、やめておこう。

 うーん……。
 ま、とりあえず書いてるうちに方向性が定まるでしょ。
 とりま、やってみよう。
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