第3話 おじさんは異世界恋愛を書く準備をする
文字数 1,915文字
(3)おじさんは異世界恋愛を書く準備をする
おじさんは第2話も『恋愛』カテゴリーで投稿した。
そろそろ異世界恋愛を書くつもりだから。
『恋愛』カテゴリーで投稿することは、おじさんの決意表明と言ってもいいだろう。
ちなみに、昨日投稿した内容は要約すればこうだ。
-------------------------------
2023年2月25日(土)曇り
今日のランニング中、レストランの前で写真を撮っているコスプレの若者と小さな女の子がいた。薄着で寒そうだった。
-------------------------------
これって日記じゃないのか?
まあ、この50文字強の日記を、おじさんが異世界恋愛要素を混ぜながら書いた。
そうだとすれば、昨日の日記も『恋愛』カテゴリーに入れておいていい筈だ。
おじさんは昨日恋愛を学んだことにより、ついに『異世界恋愛おじさん』に進化した。
ただし、おじさんはシンデレラ・ストーリー専門の異世界恋愛おじさんだ。
おじさんは社会的地位を守るため、レピュテーションを気にしている。
だから、青春もの異世界恋愛は書けないし、オフィスラブもの異世界恋愛も書けない。
おじさんは異世界恋愛を書く準備に取り掛かった。
***
・物語の設定
異世界=地球外が舞台
これが異世界恋愛の大前提だ。
地球を連想させる表現を入れると『これ、本当に異世界?』と疑われてしまう。
どこか別の星であることを印象付けるために、冒頭に『ここはX惑星』みたいな表現を入れよう。X惑星の名前は後で決める。
シンデレラ・ストーリーだから、どこか別の惑星の王子と結婚させればいいだろう。
***
・主人公の性別と人数
恋愛小説の内容はLGBTQ+でもいいけど、男女にした方がシンプルだ。
おじさんは男女の恋愛を書くことにした。
次の問題は『主人公を男性にするか?女性にするか?』
シンデレラ・ストーリーの場合、女性が主人公にするのが王道なのだろう。
でも、おじさんとしては男性目線のシンデレラ・ストーリーも捨てがたい。
おじさんは思い付いた。
― 両方とも主人公にすればよくない?
おじさんは主人公を2人にすることにした。
名前は決めていないから、仮に、女性主人公をA、男性主人公をBとする。
***
・物語の構成
おじさんは今まで恋愛小説を書いたことがない。
恋愛小説初心者だ。
そして、異世界小説初心者だ。
つまり、おじさんは恋愛小説初心者+異世界小説初心者。
もっと言うと、おじさんは小説をちゃんと書いたことがない。
おじさんは小説初心者である。
小説初心者として、基本に忠実に小説を作ろうとおじさんは考えた。
おじさんの異世界恋愛小説はきっと面白くないだろう。
異世界恋愛小説が面白くなかったとしても、それっぽい小説にしないといけない。
おじさんが『小説 書き方』で検索すると、幾つか解説サイトが出てきた。
おじさんはそのうちの1つの解説サイト(※1)を見た。
そのサイトでは小説は「起承転結」を予め設定しておくと書いてある。
そして、そのサイト曰く長編小説にするためには「承」を幾つか用意しておくようだ。
つまり、女性主人公A、男性主人公Bには乗り越えないといけない課題(承の部分)が幾つか必要のようだ。
おじさんは女性主人公A、男性主人公Bにそれぞれ4つずつ承を用意することにした。
承の内容は明日考えよう。
起承転結を合わせると、こんな感じだ(図1)。
この場合は、女性主人公Aと男性主人公Bはそれぞれ別のストーリーになる。
【図1:主人公の起承転結(独立型)】
おじさんはもう1つのパターンを考えた(図2)。
主人公2人の同時並行型だ。
この場合は、女性主人公Aと男性主人公Bの話が並行して進み、ストーリーには共通部分と個別部分ができる。
同時並行1は女性主人公Aと男性主人公Bの承を交互に書くタイプ、同時並行2は女性主人公Aと男性主人公Bの承を個別に書くタイプだ。書き方は違うけど、話としては大きな問題はない。
【図2:主人公の起承転結(並行型)】
おじさんは独立型と同時並行型を眺めながら考えた。
― 主人公2人の同時並行型を書いてみたい・・・
でも、おじさんにはこの複雑なストーリーを書くだけのスキルがあるのだろうか?
小説初心者のおじさんがチャレンジすると、『やっぱりダメでしたー。ごめんねー』と終わっていくような気がする。
どうしたものか・・・
とりあえず、『主人公2人の独立型』を書くか、『主人公2人の同時並行型』を書くかは明日考えることにした。
<続く>
※1:【長編小説が書けない・書きたい人向け】長編を完成させる3つの方法
https://ganap-akira1.com/syousetsukouza/kakenai003/
おじさんは第2話も『恋愛』カテゴリーで投稿した。
そろそろ異世界恋愛を書くつもりだから。
『恋愛』カテゴリーで投稿することは、おじさんの決意表明と言ってもいいだろう。
ちなみに、昨日投稿した内容は要約すればこうだ。
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2023年2月25日(土)曇り
今日のランニング中、レストランの前で写真を撮っているコスプレの若者と小さな女の子がいた。薄着で寒そうだった。
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これって日記じゃないのか?
まあ、この50文字強の日記を、おじさんが異世界恋愛要素を混ぜながら書いた。
そうだとすれば、昨日の日記も『恋愛』カテゴリーに入れておいていい筈だ。
おじさんは昨日恋愛を学んだことにより、ついに『異世界恋愛おじさん』に進化した。
ただし、おじさんはシンデレラ・ストーリー専門の異世界恋愛おじさんだ。
おじさんは社会的地位を守るため、レピュテーションを気にしている。
だから、青春もの異世界恋愛は書けないし、オフィスラブもの異世界恋愛も書けない。
おじさんは異世界恋愛を書く準備に取り掛かった。
***
・物語の設定
異世界=地球外が舞台
これが異世界恋愛の大前提だ。
地球を連想させる表現を入れると『これ、本当に異世界?』と疑われてしまう。
どこか別の星であることを印象付けるために、冒頭に『ここはX惑星』みたいな表現を入れよう。X惑星の名前は後で決める。
シンデレラ・ストーリーだから、どこか別の惑星の王子と結婚させればいいだろう。
***
・主人公の性別と人数
恋愛小説の内容はLGBTQ+でもいいけど、男女にした方がシンプルだ。
おじさんは男女の恋愛を書くことにした。
次の問題は『主人公を男性にするか?女性にするか?』
シンデレラ・ストーリーの場合、女性が主人公にするのが王道なのだろう。
でも、おじさんとしては男性目線のシンデレラ・ストーリーも捨てがたい。
おじさんは思い付いた。
― 両方とも主人公にすればよくない?
おじさんは主人公を2人にすることにした。
名前は決めていないから、仮に、女性主人公をA、男性主人公をBとする。
***
・物語の構成
おじさんは今まで恋愛小説を書いたことがない。
恋愛小説初心者だ。
そして、異世界小説初心者だ。
つまり、おじさんは恋愛小説初心者+異世界小説初心者。
もっと言うと、おじさんは小説をちゃんと書いたことがない。
おじさんは小説初心者である。
小説初心者として、基本に忠実に小説を作ろうとおじさんは考えた。
おじさんの異世界恋愛小説はきっと面白くないだろう。
異世界恋愛小説が面白くなかったとしても、それっぽい小説にしないといけない。
おじさんが『小説 書き方』で検索すると、幾つか解説サイトが出てきた。
おじさんはそのうちの1つの解説サイト(※1)を見た。
そのサイトでは小説は「起承転結」を予め設定しておくと書いてある。
そして、そのサイト曰く長編小説にするためには「承」を幾つか用意しておくようだ。
つまり、女性主人公A、男性主人公Bには乗り越えないといけない課題(承の部分)が幾つか必要のようだ。
おじさんは女性主人公A、男性主人公Bにそれぞれ4つずつ承を用意することにした。
承の内容は明日考えよう。
起承転結を合わせると、こんな感じだ(図1)。
この場合は、女性主人公Aと男性主人公Bはそれぞれ別のストーリーになる。
【図1:主人公の起承転結(独立型)】
おじさんはもう1つのパターンを考えた(図2)。
主人公2人の同時並行型だ。
この場合は、女性主人公Aと男性主人公Bの話が並行して進み、ストーリーには共通部分と個別部分ができる。
同時並行1は女性主人公Aと男性主人公Bの承を交互に書くタイプ、同時並行2は女性主人公Aと男性主人公Bの承を個別に書くタイプだ。書き方は違うけど、話としては大きな問題はない。
【図2:主人公の起承転結(並行型)】
おじさんは独立型と同時並行型を眺めながら考えた。
― 主人公2人の同時並行型を書いてみたい・・・
でも、おじさんにはこの複雑なストーリーを書くだけのスキルがあるのだろうか?
小説初心者のおじさんがチャレンジすると、『やっぱりダメでしたー。ごめんねー』と終わっていくような気がする。
どうしたものか・・・
とりあえず、『主人公2人の独立型』を書くか、『主人公2人の同時並行型』を書くかは明日考えることにした。
<続く>
※1:【長編小説が書けない・書きたい人向け】長編を完成させる3つの方法
https://ganap-akira1.com/syousetsukouza/kakenai003/