自分だけを信じて生きるのが、そんなに上等かね？
文字数 452文字
自分かあ……甘美な響きだよね。
アドラー心理学の嫌われる勇気、135万部突破したらしいわね。
あのさ、解説ごときがいうのもあれだけど、発行部数アピールって、くそ作品がやることの代表じゃない？
人間失格は600万部、こころは700万部よ。知らない人はぜひ読んでみて。人間の心の闇が浮き彫りになりすぎていて、そうね、こころは……スクールデイズの丸パクリよ。
時代背景間違えないでよ。さておき、人間誰にも闇があるんだねえ。
自分を信じる、というのは、唯一神を信じることにつながってくるわ。だって、これを読んでいるあなた、あなた自身に確かな自分が存在するかしら？
そんなわけがないでしょう。
そんなものを信じてどうするの？
いや、ほら、そこは自分自身を強く持ちましょう、という話になるというか……
神を信じることとどう違うのかしら？
揺るがない自分が一つあったとして、それに反論を言ってくれる存在は無視されるの？
それって、ただの精神的引きこもりよね。
本作みたいに、反論をぶつけて生き残った存在だけが真実だから。
そこを間違えないでね。
