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流れゆく雲と《詩集》
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梅の実 大きくふくらんで
文字数 181文字
梅の実 大きくふくらんで
雨がやさしく抱きしめる
しとしと小雨は 子守唄
誰かが小さな雨傘を
木の根にそぉっと置きました
まっ赤な まっ赤な 雨傘は
梅に恋した 照れ屋さん
そぉっとしといてあげましょう
小さな噂は 雨の歌
空も大地も同じ色
梅と雨傘 愛し色
梅はほんのり 嬉し色
梅の実 大きくふくらんで
雨がふたりを抱きしめる
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2002年7月
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