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流れゆく雲と《詩集》
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夏祭り
文字数 144文字
ひっそりとした 野の古径
笛の音色が ぼくを呼ぶ
皆の背中を追い越して
呼ぶ音に ぼくは 手を伸ばす
いつでも どこでも だれとでも
無意味な時間と思うけど
なければないで 悲しくて
やはり恋しは人の声
これからはじまる夏祭り
遠くの方からやってくる
────────
初稿:2002年8月
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