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流れゆく雲と《詩集》
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晴れ、待つ
文字数 148文字
階段降りる この足が
今日に限って重たくて
刺さる雨粒 針のよう
池の
水面
(
みなも
)
が震えてる
そろそろ目覚めて いるだろか
傘持つ私は 晴れを待つ
人波紛れて 大通り
冷たい車の水しぶき
駅のホームは 無表情
電車の鼓動も変わらない
今頃あわてて いるだろか
晴れ待つ私の 恋う人は
──────────
初稿:2019年7月2日
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