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流れゆく雲と《詩集》
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緊張の朝
文字数 171文字
窓を震わす冷たい風が
私の心も凍てつかす
カーテン開ければおもい雲
ガラスに貼りつく雨粒の
ひとつひとつに願いを掛けて
震える足で 部屋を出る
吐く息白い停留所
赤らむ指を擦り合わせ
バス待つ時間が動かない
震える右手の受験票
背中に背負った参考書
御守袋は左手に
イヤホンからは英単語
空を見上げて呟いた
わたしはきっと 大丈夫
──────────
2020年1月18日
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