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文字数 833文字

 だが、消えた。うん?と思い。再び入力。
またもや消えた。何だ?もうトラブルか?
 俺はメモ紙を良く読んだ。
そこには、もし入力出来ない時はコンソールのネジを外して。ユニット12番を押して外せとあった。
 俺はネジ回しは?と思うと。テープで貼ってコンソールにぶら下がっていた。
先が星型のおかしなねじ回しだった。
それを、コンソールの穴に差し込むと捻った。
90度捻ったら、ゆっくりと開いた。

 そこには沢山の小冊子の様なプラスチックのモジュールユニットがあった。
12番のユニットを押すと。ゆっくりとこっちに向かって出てきた。俺はそれを引っこ抜くと適当に右側に置いた。
すると、航法装置の入力が安易に出来た。
 そして、俺のする事は無くなった。

 無線は沈黙した。
コンピューターが何かを囁いている様だった。

 『Koitu.ahoyana.konomama.nigelutumoliya.mulicyauka?』

「えっ?」

 しまった、返事をしてしまった。
(会話を、しないで)
整備員の言葉を思い出した。

 『アーユーオーケー?』

 今度は、はっきりと分かる言葉が出てきた。
俺はイライラしていたし。作戦の内容が、今一理解出来ていなかったので。

「英語は分からん。日本語で頼む」

と話しかけた。
 すると、オホン!と咳払いを1つして。

 『はじめまして。この計画の発案者、
リンダ・ゲシュタットです』

と衝撃発言をした。
 おいおい!いきなり黒幕登場かよ!?
絶対に親父とバカ(天才)7人は騙された!
私は確信した。

「あのう〜、この作戦の目的は、世界平和ですよね」

 俺は兎に角、それを聞いた。すると、

「そうです。この戦闘機は、とんでもない破壊兵器です。その前に、現在、時速2千キロ。
高度3千。このままだと地上に衝撃波の被害が出ます。高度8千まで上げても良いですか?」

俺は慌てて、

「どうぞ」

と答えた。
すると一瞬で、エレベーターの様に上に向かって窓の外の景色が変わった。
しかも、何の衝撃もGもかからず。
 気分が悪くなった。
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