9頁
文字数 810文字
「な、何をした?・・・」
「重力エンジンを使いました。レーダーも見失ったでしょう。いきなり、五千メートルも垂直に移動したのですから。
レーダーは、ある程度予想して索敵していますから」
「はっ!大したもんだ。これなら宇宙旅行も簡単だな」
俺がそう言うと。
「そうですね。何なら成層圏を突破しても良いですが。ミサイル衛星にマークされます。
どうします?このまま、太平洋を越えるつもりですか?」
「ダメかな?それよりも、君は何者だ?」
「それを、今更聞きますか?」
どうも、こいつは人間の様だ。人工知能が、これ程流暢に受け答えするとは思えない。
「君は何処に隠れて指示を出しているな。
親父を騙したな」
何故か彼女は、フーッと溜め息をつき。
「何処にも隠れてません。ここに居ます。
そして、騙してもいません。協力者です。私は身体を持たないので、この戦闘機以外には。
パイロットを殺してしまうのは忍びなかったので。あなたのお父様に協力を依頼しました」
「どうやって?ああ、良いや。難しい事は良く分からん」
「パソコン通信です。私の開発者は、私を人間に近付けたかったので。人間との会話を許可しました。当然、相手は選びましたが。
それが、あなたのお父様と言う訳です。
世界平和を訴える素敵な方です。
それよりも、急いで決断を。
太平洋には迎撃機が待ってます。
撃ち落とせなければ、ミサイル衛星の集中攻撃を受けます。
敗ける気はしませんが、手加減出来ません」
「ではどうする?当初の予定では、逃亡先は、日本だったんだが」
「はい。ですが、それではあなた方が捕まってしまいます。私は1人の犠牲者もなく、この兵器の脅威を世界に知らせたいのです。
世界平和を言いながら、人を犠牲にするのは、私の主義に合いません」
「主義ね。兎に角、何処へ行く?」
「カナダを越えて、ロシアに入ります」
「えっ、まさか、それが最初からの・・・。
面倒だな、それでどうする?」
「最強防衛システムを、凌駕してやります」
「重力エンジンを使いました。レーダーも見失ったでしょう。いきなり、五千メートルも垂直に移動したのですから。
レーダーは、ある程度予想して索敵していますから」
「はっ!大したもんだ。これなら宇宙旅行も簡単だな」
俺がそう言うと。
「そうですね。何なら成層圏を突破しても良いですが。ミサイル衛星にマークされます。
どうします?このまま、太平洋を越えるつもりですか?」
「ダメかな?それよりも、君は何者だ?」
「それを、今更聞きますか?」
どうも、こいつは人間の様だ。人工知能が、これ程流暢に受け答えするとは思えない。
「君は何処に隠れて指示を出しているな。
親父を騙したな」
何故か彼女は、フーッと溜め息をつき。
「何処にも隠れてません。ここに居ます。
そして、騙してもいません。協力者です。私は身体を持たないので、この戦闘機以外には。
パイロットを殺してしまうのは忍びなかったので。あなたのお父様に協力を依頼しました」
「どうやって?ああ、良いや。難しい事は良く分からん」
「パソコン通信です。私の開発者は、私を人間に近付けたかったので。人間との会話を許可しました。当然、相手は選びましたが。
それが、あなたのお父様と言う訳です。
世界平和を訴える素敵な方です。
それよりも、急いで決断を。
太平洋には迎撃機が待ってます。
撃ち落とせなければ、ミサイル衛星の集中攻撃を受けます。
敗ける気はしませんが、手加減出来ません」
「ではどうする?当初の予定では、逃亡先は、日本だったんだが」
「はい。ですが、それではあなた方が捕まってしまいます。私は1人の犠牲者もなく、この兵器の脅威を世界に知らせたいのです。
世界平和を言いながら、人を犠牲にするのは、私の主義に合いません」
「主義ね。兎に角、何処へ行く?」
「カナダを越えて、ロシアに入ります」
「えっ、まさか、それが最初からの・・・。
面倒だな、それでどうする?」
「最強防衛システムを、凌駕してやります」