うわさ(完)
文字数 409文字
目を覚ますと病院だった。ずっと眠り続けていたらしい。体中が気怠い。
「焦ったよ……。お前、あの心霊スポットでいきなり気を失って目覚めなくなって……。和田は引きこもりになるし……。」
話に上がった後輩の名前。引きこもりと聞いて心配になる。
「何で……。」
「誰かに見られてるって……。俺も……親の事ネットにバラされたり……。何か変だったんだよ……あれからずっと……。」
見舞いに来てくれた悪友は言葉少なくそう言った。その顔はやつれて見える。
「……大丈夫か?」
「眠り姫だった奴に言われたかねぇよ。」
お互い苦笑いしてため息をつく。踊らされて安易にやってみた行ってみた的な事はしない方がいい。噂を甘く見ると思わぬ目に合いかねない。
「ねぇ、知ってる?」
さりとて、今日もどこかで誰かが噂する。
「林間学校の近くに二色の紫陽花があって、そこ、本当に人が埋められてたんだって!」
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*当作品はただの作り話です*
「焦ったよ……。お前、あの心霊スポットでいきなり気を失って目覚めなくなって……。和田は引きこもりになるし……。」
話に上がった後輩の名前。引きこもりと聞いて心配になる。
「何で……。」
「誰かに見られてるって……。俺も……親の事ネットにバラされたり……。何か変だったんだよ……あれからずっと……。」
見舞いに来てくれた悪友は言葉少なくそう言った。その顔はやつれて見える。
「……大丈夫か?」
「眠り姫だった奴に言われたかねぇよ。」
お互い苦笑いしてため息をつく。踊らされて安易にやってみた行ってみた的な事はしない方がいい。噂を甘く見ると思わぬ目に合いかねない。
「ねぇ、知ってる?」
さりとて、今日もどこかで誰かが噂する。
「林間学校の近くに二色の紫陽花があって、そこ、本当に人が埋められてたんだって!」
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*当作品はただの作り話です*