【12】クエストリザルト

文字数 7,404文字

 私達は牙刀さんの治療を行った。酷いダメージだったが、私とジョンさんで力を合わせて全快出来た。犠牲は無し、本当に良かった。
「あの邪竜と一人で戦い続けて生きてるんだ、牙刀お前、ひょっとしてこの中で最強の戦士かもしれないな」
 ローランさんの賞賛に、牙刀さんに首を振った。
「負けた以上、まだまだ未熟。この刀の異能斬りが、邪竜と相性が良かっただけの事。拙者はあれと対等に戦えるくらい――いや、そのさらに高みを目指しているのだ」
 こりゃ敵わないな、とみんなで笑った。そして仲良く門に戻る。
「――大丈夫そうです。もし頭を戻しても、胸にあった目のコアを復活させるまで動かないでしょう。ですが念のため、頭はそのままにしておきます」
 オルプネーさんがキュクロプスから離れ、シャドウワームも仕事を終えてオルプネーさんの隣に戻ってきた。
「オルプネー様っ、じゃあアタシも見に行っていいよね!?」
 ずっとぴょんぴょん跳ねていたガルムが許可なくキュクロプスの体に飛び込んでいった。
「いいですけど、せめて返答を待ってください……」
 オルプネーさんがこめかみを押さえる。
「機体確認中ずっと待ってたじゃんー!あ、これすごい!」
 ガルムの楽しそうな反応に釣られてうずうずしだしたジョンさんが、手を垂直に上げる。
「じ、自分もいいですかい!?」
「えぇ……わかりました。天軍勢力の疑いも晴れてるでしょうし、冥界からも何も思われないでしょう……」
 ジョンさんもガルムに続いて走り込んでいく。
「冥府軍以外もいいのか。なら私も行くぞ」
 アルンも続けて機体に歩いて行った。残された私とローランさん、牙刀さんは、はしゃぐ三人と呆れるオルプネーさんを見て苦笑し合った。
 しばらくして、冥界の門が開いた。中からヘカテーが椅子無しで歩いてくる。
「終わったようだな。ご苦労」
「ヘカテー!」
「お前、そうやって黙って見てたってのか!」
 私の分までローランさんがヘカテーに殴りかかろうとしたのを、牙刀さんが手で制止する。
「あの者、先ほどまでの魔力を感じぬ。きっと戦意もないだろう」
「賢き竜人、その通りだ。むしろ今回は久々に反省している」
 私は落ち着くように深く一呼吸置いた。
「態度が変わってないから、そう見えないんだよ」
「これは直せない、許せ。外出の際、椅子に座っていない時点で周辺魔族は驚愕するのだがな」
 現にオルプネーさんが驚いていた。きっとこれらの発言は嘘ではないだろう。
「悪意、敵意は無いとして、ならば援軍に来なかった理由、そして今ここに来た用件を述べて貰おう」
 牙刀さんに言われ、きっとこれも癖なのか、ヘカテーは頬杖をつくように手を動かしてから口を開いた。
「冥犬はすぐに復活出来る。それをまず行った。そして情報を操作して、この事件を隠蔽する作業をしていた。同時に、攻めるために改変していた村の情報を新たに更新、公開した。今は、その最後の口止めをしに来たというわけだ。あとは任務の報酬だな」
 アルンが会話を聞きつけてこちらに来た。丁度いい、とヘカテーが私とアルンを見た。
「調査対象の竜の名はグレイルだった。だが被害を起こしていた正体は別の邪竜だった。貴様らは邪竜を追い払い、その元凶を手懐けたという事を確認した。情けをかけて殺していないのは不安要素だが、完璧な結果だ。よってレクシア、アルン両名に七万ゴールドづつ与えよう」
「なんと!七万、それも両名とは……!」
 牙刀さんが仰天した。
「お前ら、そんなでかい依頼受けてたのか……!」
 ローランさんも驚いていた。ゴールド所持経験がないため、金銭感覚の無い私はアルンを見た。相棒も知らないようで、黙って首を振った。
「ん……どうした、不満か?」
 ヘカテーもその無反応に、少々驚いたような顔を見せた。このままきょとんとしてるのも良くないので、微笑を作って応対した。
「ううん、十分。ありがとうございます」
 再び冥界の門が開いた。中から出てきた女性は、こちらに目もくれず、別の方向に歩き出した。その大きく長い角、見覚えがある。
「ベルゼブブ!ベルゼブブさんだ!」
 私は脇目も振らずに走った。そうだ、冥界に関するここまでの冒険は、ここから始まったんだった。
 ベルゼブブさんが私に気付いて振り向く。
「何だ、忌まわしき神族がこんな所に」
 忌まわしき、か。
 七罪にはそう思われてしまっているのだろう。少し悲しいけど、言いたいことはちゃんと言う。
「あの、お礼が言いたくて……!私、以前あなたに、エリュマントスから助けて貰って……!覚えてないかもしれないし、気付いてなかったかもしれないけど……ありがとうございました!」
 頭を下げる。アルンの足音が聞こえた。
「正直時間の感覚は分からないが、三日は経っていないだろう。私達は猪の群れを襲い、食事をしていたんだ。途中で猪は貴様の飯になったがな」
 顔を上げると、ベルゼブブさんは顎に手を付けて虚空を見上げていた。
「ああ……貴様らあの時の、竜族ともう一人か。反応だけは確認したが姿は見えなかったし、出てくる様子も無いから放置したんだった。成長したようだな、力の反応が強くなりすぎて、同一人物と気付けなかった」
「覚えててくれたんだ……!」
 ベルゼブブさんは冥界を統べる者のイメージに反した、優しい微笑を浮かべた。
「助けた甲斐があったようだな、白の神族もこうして従えられると分かった。この地に降りてきたのなら、今後も冥界の為に励むと良い」
 そう言ってからふわっと浮いて、ベルゼブブさんは去っていった。
「良かったなレクシア。正直、喰われないか不安だったぞ」
「ちょっと私も怖かったけどね。でも良い人だった!まさか会えると思わなかったから、この報酬が一番嬉しい!」
 目標達成。冒険始めたての気持ちに戻るように、ガルムみたいに跳ねながら笑った。アルンはそんな私を見て微笑んだ。

 冥界を攻めたキュクロプスを沈め、同時出現したヴァラーグを退治したという功績で疑いが晴れ、むしろ天軍に敵対している事を宣言したローランさん達。話をする事もせず友軍を突然攻撃したという罪を犯した事になり、詫びの金を渡すと同時に冥府軍への同盟交渉を行おうとしたヘカテーに、ローランさんは「村にいる国民にまず謝って、そいつらの判断で罰を受けろ」と言った。ヘカテーは悔しさで酷い顔をしながらも了承し、冥界の部下二人も連れてきたが、部下の失態ではないと正直に言い、独りで頭を下げた。
 冥界組と、集まった村人達とは別の位置に陣取ってその光景を見る私達。村人はどんな罵声を浴びせるだろうかと怖くなり退席したくなったが、村人は意外にもそうしなかった。
「顔上げな婆さん。幸いこっちは誰も死んでねぇんだ。重傷は何人かいるけどよ」
「七罪の次くらいの立場にある冥界の将が頭下げたんだ、俺達も赦してやらなきゃ悪人ってもんでしょ」
「だが詫びの金はたんまり貰うぜ!ちゃんと医療費とかにも回しつつ、今夜もまた騒ごうぜぇ!いいですよね我らが王子!」
 そのうち村人達はみんなその意見で一致していた。私も驚いたし、ヘカテーやローランさんも驚愕の顔から動かなかった。
 ジョンさんが村人達の方に駆け寄ってから振り向いて、村人と一緒にローランさんを見る。
「王子、自分が憧れたこの黒の大地は無秩序、無法地帯でさぁ。でもそれは、罪を犯した人を必ず裁かなければならない法が無い事も意味する。相手が本気で反省して、こっちが赦したなら、それでいいんだわ。法と自分の意思を一致させてしまう白の思考から、今は脱していいんさ、王子」
 村人達がその発言に同意した。
「ちくしょう……俺はまだ王にはなれないな。民がこんなイイ奴らだったのを、分かってなかったのかもしれねぇ……!」
 目を瞑って体を震わせるローランさん。その様子を見たヘカテーが安心して顔を上げた。
「感服だ。言われた通り詫びは弾もう。一万ゴールドを村人の人数分でどうだ」
「素晴らしい流石トップの婆さんだぜ!騒ごうぜ野郎ども!」
 先頭の村人が掲げた腕に続いて歓声が上がった。
「だがこれ以上婆などと言ったら消すぞ……!?あと、同盟の意思は……?」
「今はお前らと組む気は無い、また気が変わったらこちらからだ。――連日お祭り騒ぎはどうかと思うが、まあ今回は、いいか……」
 ローランさんがお金の勘定を始めた。オルプネーさんとガルムが私の所に歩いてくる。
「私からもお礼をさせてください。ヘカテー様の依頼の原因が私達にある気がしなくもないと思えてきて、何もしないのもどうかと思いまして」
 この人たちはいつだって良い人達だ。白の大地だけじゃなく、黒の大地も明るい所がしっかりあった。統治によって守られていないからこそ、こうした助け合いも仲間の中では発生するのかもしれない。
 なら言ってみたいことはあった。言わなくていい事かもしれないけど、まだ不安だから。
「じゃあ――私と、友達になってくれませんか」
 これはお願いという形で隠した確認だった。信じたかった。私の気持ちがとっくに伝わっていたかどうか。もう深く考えなくていいかどうか。
 ガルムは吹き出した。オルプネーさんもくたびれた顔をほぐしてくれた。
「そんな事言わなくても、私やガルムくんは、もう友だと思っていますよ」
「そうそう!レクシア、大抵戦った時から友情は生まれてるものだよー」
「ぁ……!失礼しました、ありがとうございます……!」
「その願いは無効になったし、他に何かやりたい事ないかな?」
 ガルムの質問。えっ、特に無い、どうしよ……なんておろおろしてると、アルンが出てくる。
「なら私に言わせてくれ。あの神器の金属部位の一部を、私にくれないか?コアとは言わない、例えば――コード・イプシロンの一部とかな」
「それを何に使うんですか?」
 冷静に最後まで話を聞く姿勢のオルプネーさん。
「使い道は後々考える。未知の最先端技術は持っているだけでいずれ役立ちそうだし、元より冥界が管理するものじゃないなら所有権は無いはずだ。私は今後、白の大地に行くつもりだ。そこの研究者にでも会えれば、半分の世界でしか生きていない冥界よりも、早く研究が進むかもしれないぞ」
「というかなんかカッコいいからね!オルプネー様、アタシも欲しいな~」
「ガルムくんこそなんのために使うんですか。――分かりました。こちらとしても、再び暴走した際の兵器が減ると楽かもしれないので、コード・イプシロンの一部分を追加報酬とします」
「――報酬は渡し終えた。我々は冥界に戻るぞ」
 ヘカテーが椅子に座り、浮遊を始めた。
「もう時間か~。レクシア、アルン、またお話してねー!」
「神器の部品も後ほどシャドウワームで運びます。では、お疲れ様でした。ここ最近は物騒で、ヘカテー様も珍しく強引な作戦を選択しました。今後もどこで戦いが起きるか分からないので、注意してください」
 三人の帰りを村のみんなで見送った。とても明るい光景だった。
「昨日の敵は今日の友、であるな。この大地も、なかなか良いものだ」
 牙刀さんの発言に同意した。話だけでなく実際に旅をして分かった、ここは素晴らしい世界だと思った。
 その夜、お祭り騒ぎの中、アルンは神器の鉄板を村人に見せびらかすようにして楽しんだ。その傍らで、私も村人達と話せた。人見知りはもう、ほとんど改善に向かっていた。

 夕食の後、戦闘で先延ばしにされていた水浴びの時間が出来た。冥界組が帰還した後グレイルも村に戻ってきて、ローランさんと共に温泉の真相を村人に話した。大人の竜がちゃんとコントロールすれば、臭いを発しない火球も出せるようで、夜の宴会で深まった絆、その人々と竜の共存で、この村は温泉村として発展していく未来が見えてきた。成長途中の小竜のブレスは、強く警戒して対処するようだ。
 ここには自分しかおらず、集団から遠く離れているとはいえ、人が住む村での水浴びは緊張する。しかし水浴びをしたい欲の方が勝っていたのですぐに準備を済ませた。樽の蓋を開け、今回浄化した湯を入れる。山の湯はまたしても無くなってしまっているので、しばらくはこんな感じだそう。
「この装備、仕方ないけど一つ一つ鎧の種類が多いなぁ」
 鎧をガシャガシャと外して、交差して巻いた腰のベルトを外して布部分も脱ぐ。汚れてるから残り湯を使って洗濯でもしよう、なんて考えながら髪を結わえる環っかも外す。
「あー、体が軽い!――あー!温かい!」
 普段は聖域の池で水浴びをしていたので狭さは感じるが、冷たさで体を震わせなくていいという点が魅力的で、そんな思考はすぐに頭から離れた。やっとありつけた湯はとても気持ちいい。これがいずれ、黒の大地の全員が使えるようになるといいなと思う。
 赤い空を眺める。暗い世界の見えない視界も慣れてきた。むしろ自分の魔法が眩しすぎると感じてきている。
 重い足音が聞こえて空から視線を戻す。樽の木は高いが、反射的に膝を抱え込んで体を縮める。見慣れた頭蓋飾りが視界に入る。
「お嬢ちゃんかい。どうよ、温かい方がいいだろ。イリオスに感想をべらべら言いながら提案してみたらどうだ」
「グレイル、何でここに、あとこっち見ないで」
「人間じゃない俺様が村あちこち周って、無防備な水浴び中警戒してるのさ。あと、見てないし隠れてるし興味もないぜ?」
「ふーん、案外真面目なんだ」
「俺様はいつでも大真面目だろ?」
 しばらく無言が続く。空を眺め続け、出て行こうとしないグレイルは、再び口を開いた。
「報告しなきゃならねぇ事がある。俺様は生活の中でヴァラーグの気配を察知する力が鍛えられたんだが、その気配が、今は全く感じねえ」
「どういう事?退治は出来たけど、まだ倒せてないと思うんだけど……誰かが倒してくれたとか?」
「いや、奴は非エルダーの中で最強クラスの邪竜だ。それこそエルダークラスにでも襲われない限り死なねぇと思う。最新技術の駆動神器や、話に聞いた王の英霊に倒せる可能性はあったが、退治後に再び遭遇はしていない」
 私は続きを予想出来ず、ただ結論を待った。不安から膝を抱える腕の力を強めて俯き、目だけ上を向けてグレイルを見る。 
「ヴァラーグはあの後、白の大地に向かったんだ」
 また、無言になった。この暗い空は、私の不安を霧散させる事無く、心に強く押し込んだ。

 ローランさんは私とアルンのために小さな木の家を用意してくれたので、そこで寝る事になった。牙刀さんも別の場所を用意して貰ったという。
 アルンは遅れて樽風呂に入っているので、私が先に入って軽く掃除をした。
 手を上げれば簡単に触れられる低い天井だったが、横には広く、快適だった。
「そんなに汚れてない……普段ここに住んでる人が掃除してたのかな。多分きっとローランさん?」
 ローランさんから聞いた通り寝室――ほぼ一つだけの大きな部屋――にはベッドが二台。これも初めての経験なので心が躍った。
 杖を立て掛け、鎧も綺麗な配置で床の端に置いておく。布装備だけになって気が楽になったので、うーんと伸びをした。
「入るぞレクシア。いやぁ、良い湯だった」
「きゃあ!」
 結んでいた髪を解いて、長い髪を広げたアルンが部屋に入ってきた。印象が変わって少しドキッとした。
「何も叫ぶことは無いだろう、髪を解いただけじゃないか」
 アルンが私と同じように布装備になり、鎧を床の隅に置く。
 ――着痩せするタイプみたいだ。鱗代わりの鎧を脱いだアルンは、私よりずっと女性として魅力的な体つきをしていると思った。
 私の鎧の足はハイヒールでかかとが高いが、アルンはそんな事もない。結果私だけ身長が低くなってしまった。
「アルンってけっこう、背が高いんだね」
「そんな事はないだろう、ローランを始め、男共には見下ろされる高さだ。足装備を取ったレクシアの方が、普段と違う分低く見えるぞ」
 私が見ている世界なので、私が低くなればみんな高くなるが、確かに実際は私が低くなっただけだろう。
 アルンが不意に私の頭を撫でてきた。共に行動していたとはいえ、身長が高くなって髪も解いて伸ばしていれば、一瞬別人にだって見えなくもないのだ。私は驚きと困惑でしばらく動けなかった。
「えっ、えっ?アルン……どうしたの?」
「いや、前まで同じ高さだったのに、これだと手がちょうど乗りそうだと思ってつい。レクシア、今のお前、けっこう可愛いぞ」
「か、かわっ!?」
 恥ずかしさで思わず身を引いて、逃げるようにベッドに潜りこんだ。普段なら軽く返答したが、印象の違う今のアルンにすぐ対応する事が出来なかった。
 上から布がかかるのは新鮮だったが、流石に小竜達の中で寝る方が気持ちよかったし暖かかったので、風呂ほどの感動は無かった。というか、今はアルンが主に私の脳内を巡るのでベッドの感想なんて分からない。
「はははっ!普段の調子はどうした、身長は自信にでもなっているのか?まあいい、私もそろそろ寝るとするか」
 アルンが横になったのを見てから、天井にくっついている魔石が放つ、弱い光魔法を解除する。
「ねえ、アルン」
「なんだレクシア――むっ、こういう時尻尾は面倒だな」
 アルンは尻尾をベッドに当てないために、背中を上にするように回って体を向けてくれた。でも私は向き合うのが何だか恥ずかしくて、顔を下げてしまった。
「明日、白の大地に向かおうと思うの……いいかな」
 一緒に来て欲しい、とは言わなかった。アルンに用事があれば私も残るし、一緒に行くのは私の中で前提になっている。
「分かった。確かにここでの用事は済んだしな。いいタイミングだ」
「うん、ありがと」
 そしてその同行が当たり前になっている事にも感謝した。もうお互いの存在は、必要不可欠になっていると思う。
「それで……行き方は分かるのか?」
「あっ……」
「ははっ、やはり分からないか。明日誰かに聞くとしよう」
 ――未熟だから助けて貰ってるだけな気もしてきた。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

レクシア

物語の主人公。イリオスに娘として迎えられ、竜と共に育った神族の少女。家族思いの優しい性格だが、竜以外の種族には人見知りな部分がある。

アルン

元は黒の大地の好戦的な竜族。人間に興味があり、自らも人の姿となって交流を求めた。今は自身の竜鱗を加工して作った剣を振るう竜人の騎士となっている。

イリオス

人里離れた険しい岩山に住む、寛大な心と強大な力をあわせ持つ竜族。山の麓の人々からは、賢蒼竜の名で守護神のように崇められている。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み