第18話 真夜中のオフィスビル
文字数 1,809文字
沙織が、柴山の改ざん現場をとらえ、
すぐ柳林と本間に連絡をし、
二人かここに来てくれるまで
身を隠して待っていた。
すると、、女の声がしてきた。
もう1人の男の声も聞こえる。
「こんな遅くまでお仕事?」
柴山がパソコンに向かっていると、オフィスに妻の柴山景子 と見知らぬ男が一緒に入ってきた
柴山「景子 なんでここに?
誰?その人?」
景子「 ふーーん、 改ざん。 横領。
ふっ。あなたも大した悪党ねぇ。
あなたの弱みを掴んじゃったわ、 わたし。
どうする? あなた。 笑 」
柴山は、はじめ、いつもと様子の違う景子のことが、理解できなかったが、徐々に気味の悪さと恐怖を感じた。
柴山「景子、何言ってるんだ?
この事は黙っててくれ。
俺の給料だけじゃ満足に君を幸せにしてあげれない、、君の為にやったんだ。」
景子「 あら?そう? 3人の浮気相手にお金がかかったんじゃなくて? 」
柴山「な、なんのはなしだ、、?」
女と遊んでいることを景子が知っていて、柴山は驚き、かなり動揺した。しかし平然を装う柴山。
景子「気が動転しちゃってる?(笑)
じゃぁ、もっとすごい事教えてあげるわ。
ここのところ起きてる殺人事件
黒幕は、私よ。
ふふふ......、んあっはっ.........
驚いた?
あなたが純子とたまにホテルで一夜を過ごしてることも、江川と過ごしてることも、あの若いデザイナーと過してることも、
私、全部知ってた。
携帯もあなたが寝てる時チェックしてたし、帰りがいつも遅いから、会社の玄関で待ち伏せしてたこともあったわ。そしたらあなたタクシー呼んで、ホテルに向かったわ。私もあとをつけて、、あなたが順子と会っているのを見た時、
本当に悲しかったわ。わたし。
わかる? 私の気持ち。
江川の時もそう、長谷川の時もそう、わたしずっと我慢してたの。数え切れないほどの夜を、我慢して1人で家でやり過ごしていたわ。あなたの帰りを待っていたのよ。いつかは浮気はやめて、私のところに戻ってきてくれるって信じて。」
景子が犯人だという事実を知り、恵子の豹変した姿に、柴山は恐怖は膨張し止まらなかった。
「でももう限界が来たの。
私の気持ちは 壊れたの。
私、江川にこう言ったのよ。『山本社長を殺したら、不倫の事は黙っててあげる。あなたも次期社長になれて、私は旦那が戻ってくる。お互いwin-winの関係よ。』って。
そしたら、江川、、、あっさり社長を殺したわ。(笑)」
────────────
──────
───
──────ある夜の22:24オフィスビル
江川「今夜は一緒に過ごせそう?」
柴山「あぁ。空いてるよ。まだ仕事終わんねぇ。」
江川「大変ね、、。私も残って手伝うわ」
柴山「ありがとう」
江川「でも一度家に帰って、用事済ませてまたすぐ戻ってくるわ」
柴山「わかった」
──────23:06
ピーンポーン
純子「はーい」
江川「こんばんは」
純子「あら?、、恵理子ちゃんどうしたの、、?」
江川「社長の座を譲ってもらうね」
純子「何言ってるの?よく意味がわからないわ」
江川「私が今よりも良い会社にしてみせる」
江川が、山本社長の頭を持っていた文鎮で、殴る。
突然の出来事に、叫ぶ声が出る前に、山本社長はその場に倒れ込んだ。
まだ弱々しく動く山本社長を、お風呂場まで引きずり運び、江川はトドメを差した。
そして付けていた手袋や文鎮を袋にまとめ入れ、証拠を自分のバックに隠し、濡れた洋服は着替え、急いで柴山のいる夜中のオフィスへ戻った。
──────1:02 AM
江川「遅くなっちゃってごめんなさい。どうしてもすぐ戻ってこれなくて」
柴山「大丈夫だ。待ってたよ」
江川の頬に手を当てる柴山。
江川が膨らんだ赤い唇を柴山に突き出す
今夜の江川は、いつもに増して 寂しさを纏い美しい。江川は女一人で子供を育てて、世知辛い社会で生き抜いてきた。いつもは強がっているのに、今夜は少女のような無垢な唇を、柴山がまるで瑞々しい葡萄を食すかのように口に含み、 優しく噛み、やがて自分の口と江川の口が表裏一体となり、包み込むように 何度も何度も舌で転がしては 二人は甘い時間を楽しみ、溶けていった。
江川「私、今夜は朝まで柴山さんと一緒にいたい..」
柴山「今夜は一緒にいよう。」
江川「 うん。2人だけの内緒よ。」
──────1:52
二人はオフィスをあとにした。
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すぐ柳林と本間に連絡をし、
二人かここに来てくれるまで
身を隠して待っていた。
すると、、女の声がしてきた。
もう1人の男の声も聞こえる。
「こんな遅くまでお仕事?」
柴山がパソコンに向かっていると、オフィスに妻の
柴山「景子 なんでここに?
誰?その人?」
景子「 ふーーん、 改ざん。 横領。
ふっ。あなたも大した悪党ねぇ。
あなたの弱みを掴んじゃったわ、 わたし。
どうする? あなた。 笑 」
柴山は、はじめ、いつもと様子の違う景子のことが、理解できなかったが、徐々に気味の悪さと恐怖を感じた。
柴山「景子、何言ってるんだ?
この事は黙っててくれ。
俺の給料だけじゃ満足に君を幸せにしてあげれない、、君の為にやったんだ。」
景子「 あら?そう? 3人の浮気相手にお金がかかったんじゃなくて? 」
柴山「な、なんのはなしだ、、?」
女と遊んでいることを景子が知っていて、柴山は驚き、かなり動揺した。しかし平然を装う柴山。
景子「気が動転しちゃってる?(笑)
じゃぁ、もっとすごい事教えてあげるわ。
ここのところ起きてる殺人事件
黒幕は、私よ。
ふふふ......、んあっはっ.........
驚いた?
あなたが純子とたまにホテルで一夜を過ごしてることも、江川と過ごしてることも、あの若いデザイナーと過してることも、
私、全部知ってた。
携帯もあなたが寝てる時チェックしてたし、帰りがいつも遅いから、会社の玄関で待ち伏せしてたこともあったわ。そしたらあなたタクシー呼んで、ホテルに向かったわ。私もあとをつけて、、あなたが順子と会っているのを見た時、
本当に悲しかったわ。わたし。
わかる? 私の気持ち。
江川の時もそう、長谷川の時もそう、わたしずっと我慢してたの。数え切れないほどの夜を、我慢して1人で家でやり過ごしていたわ。あなたの帰りを待っていたのよ。いつかは浮気はやめて、私のところに戻ってきてくれるって信じて。」
景子が犯人だという事実を知り、恵子の豹変した姿に、柴山は恐怖は膨張し止まらなかった。
「でももう限界が来たの。
私の気持ちは 壊れたの。
私、江川にこう言ったのよ。『山本社長を殺したら、不倫の事は黙っててあげる。あなたも次期社長になれて、私は旦那が戻ってくる。お互いwin-winの関係よ。』って。
そしたら、江川、、、あっさり社長を殺したわ。(笑)」
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江川「今夜は一緒に過ごせそう?」
柴山「あぁ。空いてるよ。まだ仕事終わんねぇ。」
江川「大変ね、、。私も残って手伝うわ」
柴山「ありがとう」
江川「でも一度家に帰って、用事済ませてまたすぐ戻ってくるわ」
柴山「わかった」
──────23:06
ピーンポーン
純子「はーい」
江川「こんばんは」
純子「あら?、、恵理子ちゃんどうしたの、、?」
江川「社長の座を譲ってもらうね」
純子「何言ってるの?よく意味がわからないわ」
江川「私が今よりも良い会社にしてみせる」
江川が、山本社長の頭を持っていた文鎮で、殴る。
突然の出来事に、叫ぶ声が出る前に、山本社長はその場に倒れ込んだ。
まだ弱々しく動く山本社長を、お風呂場まで引きずり運び、江川はトドメを差した。
そして付けていた手袋や文鎮を袋にまとめ入れ、証拠を自分のバックに隠し、濡れた洋服は着替え、急いで柴山のいる夜中のオフィスへ戻った。
──────1:02 AM
江川「遅くなっちゃってごめんなさい。どうしてもすぐ戻ってこれなくて」
柴山「大丈夫だ。待ってたよ」
江川の頬に手を当てる柴山。
江川が膨らんだ赤い唇を柴山に突き出す
今夜の江川は、いつもに増して 寂しさを纏い美しい。江川は女一人で子供を育てて、世知辛い社会で生き抜いてきた。いつもは強がっているのに、今夜は少女のような無垢な唇を、柴山がまるで瑞々しい葡萄を食すかのように口に含み、 優しく噛み、やがて自分の口と江川の口が表裏一体となり、包み込むように 何度も何度も舌で転がしては 二人は甘い時間を楽しみ、溶けていった。
江川「私、今夜は朝まで柴山さんと一緒にいたい..」
柴山「今夜は一緒にいよう。」
江川「 うん。2人だけの内緒よ。」
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二人はオフィスをあとにした。
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