第1話 プロローグ

文字数 481文字

「江川さん、話したいことがあって..」



「どうしたの?結愛ちゃん」



「私ずっと前から好きな人がいて、、」




「そう、恋愛の話ね。
それで、、その恋は上手く行きそうなの?」




「まだ上手くは いってないんだけど、私その人と一緒になれるなら仕事もやめてもいいと思ってる。」



「あら~ 結愛ちゃん、せっかくの才能を無駄にしちゃだめよ。

恋は盲目ね。若い時は、夢中になってしまうものよ、何を投げ打ってでも、その恋が上手く行けば良いって思うものなのよ。

結愛ちゃん、男なんて星の数ほどいるんだから
もう少し広い視野でね、 あまりのめり込むのは危険よ。」




「うん。江川さんご忠告をありがとうございます。

それでその人と一緒になるために条件が..」



「条件? そうなの.. 何かあるのね.. あまり思い詰めちゃだめよ。」





心配そうに結愛を見る江川。





「はい 江川さん」



給湯室にいる二人
お茶を入れて お湯呑みを江川に渡す 結愛。



「ありがとう。あー 美味しい♪
ほっとするわ。株主総会やらデザイン雑誌の編集やら、あとフルーツシリーズの企画も進めなきゃならなくて、最近忙しくて.. 結愛ちゃんありがとうね。」






つづく
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