〈涼宮ハルヒ〉である〈わたしたち〉ーー置き換えられる〈少女〉
〈涼宮ハルヒ〉シリーズから、〈現代日本〉が見える。
――ポストモダンの八〇年代に発見された〈少女〉が、何に置き換えられていったのかという問題について考えていきます。
「〈涼宮ハルヒ〉なんて知らないよ」という方にこそ、読んでいただきたいです。
なぜなら――〈わたしたち〉は皆、〈涼宮ハルヒ〉だからです。
※本稿の表記について。
①書籍、マンガ等紙媒体のタイトルは『』で、映画、アニメ等映像作品のタイトルは〈〉で表記した。
②引用については、二行以上の引用の場合は改行した上で太字で表記し、一行以内の引用は本文中に「」で表記した。
③キーワードは〈〉で表記した。
目次
完結 全14話
2021年02月05日 15:20 更新
- 第1話 〈涼宮ハルヒ〉とは誰なのか2021年02月04日
- 第2話 〈少女〉の発見2021年01月11日
- 第3話 任侠映画の系譜に連なる〈セーラー服と機関銃〉2021年01月11日
- 第4話 〈大きな物語〉は衰退したのか2021年01月11日
- 第5話 八〇年代のルールを言語化した村上春樹の『蛍』2021年01月11日
- 第6話 八〇年代初期に発見された二人の〈少女〉2020年12月21日
- 第7話 ノスタルジーのメカニズム2020年12月21日
- 第8話 過去と過去の間の〈断層〉2020年12月20日
- 第9話 〈萌えキャラ〉とポップ・アイコン2021年01月11日
- 第10話 かつて〈ゴジラ〉であった〈わたしたち〉2020年12月20日
- 第11話 〈ヤンキー、ゴー、ホーム〉2020年12月21日
- 第12話 置き換えられる〈少女〉2021年01月11日
- 第13話 〈萌えキャラ〉とポップ・アイコン2021年02月04日
- 第14話 最後の問いかけ2021年02月05日
登場人物
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ファンレター
読み応えある現代文化考
読んでいて「へ~!」の連続でした。柔らかい言葉の中に、鋭い指摘がいっぱいですね。三奈乃さんの洞察力、やっぱりすごいです! 今度の「講談社文芸文庫」書評は、三奈乃さんの本領じゃないですか(笑)? 私は無理そうだな~と怖気づいちゃってます(笑)。