始めに

文字数 1,676文字

【からだふぁんでご紹介できるのは…。】
 治療方法や過敏症のコントロールの方法ではなく、あなたが化学物質過敏症にならないためのヒントと、化学物質過敏症と向き合う事が必要なご家族や周囲の方など、苦しんでいる方が日常を取り戻すために、過敏状態の緩和を手助けする様々な方法です。


【紹介文】
 私は[化学物質過敏症(CS)、多種化学物質過敏症(MCS)]を患っています。

 2004年フロアーカーペットの接着剤で暴露|重篤な状態に陥った時は、多くの病院で健康体だと診断され、なにも情報らしいものもなく、わからないまま周囲や私本人も、このまま苦しみながら死んでいくのだろうと恐怖におののいていました。解決策がないまま、あまりにもひどい状況を医師も私も世間に伝えることが出来ませんでした。

 なんでもない事がとても難しかった重篤な状態のときに、主治医から「目標は日常が送れること」という課題をいただきました。

 現在、完治したわけではなく、24時間365日、様々な症状に襲われているのは変化はなく、健康であれば簡単にできることも突然できなくなったり、呼吸をしたくて家の中を徘徊したり、交通機関を使った外出から帰ると過敏状態が悪化し3日~5日間は身動きがとれず、ただひたすら忍耐強く痛みと闘う日々ですが、自分の状態を把握するために頻繁に検査し、漢方薬を中心に投薬、過敏症状のコントロールを行い、様々な生活の工夫をしながら少しづつ日常を取り戻しています。

 それでも重篤な状態であった時に比べると雲泥の差があります。

 2016年には「からだふぁん」のホームページを作成しました。しかし当初よりトラブルが重なり、経済的、体力的に対応できなくなってきたために、閉鎖することになりましたが、「治療記録|化学物質過敏症を乗り越えての電子書籍版|化学物質過敏症の話」に記載されている以外の情報を、ホームページより救出できたデータをもとに順次UPしてまいります。


【皆様の参考になれば幸いです】
 またいつ元に戻ってしまうかわからない恐怖を抱えつつ、先生に頂いた、次の目標は「化学物資過敏症を忘れる」です。一見、荒唐無稽のようですが実際に小説を書くための作業をしている時間帯は忘れているではないですか…。明け方と雨上がりのわずかな時間でも、忘れている時間がある。ならば、私の次のステップは化学物質過敏症を忘れる時間を増やすために様々な試行錯誤をしていくこと!です。


【化学物質過敏症の患者さんに大切なお願い】
 書籍のドクターコラムを担当するなど、ご協力を頂いている萬谷医師が在籍する、漢方科、内科、総合診療科、糖尿病内科がある養光会ベイサイドクリニックは、香害・化学物質過敏症の専門施設ではないため症状に対応出来る設備がございませんので、化学物質過敏症の患者さんの積極的な受け入れをしておりません。どうぞご理解ください。
 私も、来院されている他の患者さん、医師、看護師さんへ迷惑をおかけしないように、エレベーターホールなどで静かに受診待ちをするなど工夫をしております。重ねてどうぞよろしくお願いいたします。


【印刷書籍「化学物質過敏症を乗り越えて」について】
 多くの問い合わせをいただいておりますが、郵送する部門の在庫がなくなり、ベイサイドクリニックにて直接販売を行っているのみとなりました。在庫がわずかになっております。なくなった場合はご容赦ください。現在、電子書籍版を準備中です。


【問い合わせについて】
 化学物質過敏症に関連して多くの問い合わせをいただいておりますが、現時点では弁護士と医師の紹介は辞退をさせていただいております。


【いいね!・コメント】で応援をお願いします!
 苦しさを伝えてくださる方…。返信できなくとも、必ず見ています。
同じ苦しみを抱える私は、肯定も否定も出来ずに、どうお答えしていいのかわかりません。だからその皆さんの苦しさを忘れずに、私は「からだふぁん」をなんとか存続し、小説を書いています。そして「DAISUKIDAYO!生きることを諦めないで!」と、ここで祈っています。


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み