事例|誰が知っているの 1

文字数 1,192文字

【ある方が】
 某家庭用品メーカーに勤める方に化学物質過敏症はおおきな問題だと話をしたところ、全く知らないとスルーされてしまいました。知人は「メーカーの責任」はどうなっている!と大変に立腹されていましたが…。

 本当に知らなかったかどうかはわかりませんが、個人的に私が知る限り、製品に関するデータはその製品開発に携わった人間が一番詳しく、同じ部署でも別製品の担当者と情報を共有する事はないと思われます。

 そして、その担当者がメーカーに勤めているもしくは、給与の支払いがあるならば、秘密保持契約は結んでいるだろうし…。 あきらかに社内製品が問題で死亡事故が起きているわけではないし…、同じメーカー内でも部署によっては全く知らないというのは、あり得る話だと思います。

 また、検索エンジにAI・ロボット型検索エンジンが導入されてからはとくに、検索した本人が必要な情報ではなく、情報を提供する側に有意なものしか、優先的に手元に届かなくなっているために、情報の分断化は加速し、それぞれが小さなカテゴリーの中に押し込められている状態ではなおさらです。


【かなり昔の話で恐縮ですが…】
 トップ主導型のメーカーと仕事をしたときは、トップが詳細な検討をするために、プラス面、マイナス面の両面からすべての情報提供をしました。トップの質問には正確なデータとともに即答が求められました。トップがすべて把握し判断を下していたケースです。

 また、他メーカーでは、担当者が素材メーカーにまるなげで、トラブルが起きると、その素材メーカーの責任となり、簡単に尻尾切りが行われ、メーカー担当者が「あの素材メーカーはいい迷惑だった…」と、簡単に当たり前にトップへ報告していました。しかし、それが問題にならないのは、企業リスクを回避する方法の一つであることは確かなのです。

 メーカーは売り上げを上げて株主に利益をもたらし、社員に給与を支払うのです。さまざまな方法や考え方や情報の扱い方があっていいわけです。

 しかし… こちら側の立場で考えると

 web上のニュースやコラムでも、最近やっと出典などという言葉を使いだしていますが「個の考え方」で埋め尽くされた情報や「メーカーの責任」を企業マジックでおおった情報は怪しいし…。

 検索エンジンのあいまい検索ではひっかからないし、TwitterもFacebookもInstagramなども有料ならば、情報を流してもらえる時代、広告を強制的に視覚にいれて、情報の混濁をさせながら利益をもたらすやり方は、情報の陳腐化が懸念されます。

 そこで…。

 縦書きで読めて、web小説の業界において、広告なしで講談社が運営し、アプリを入れず、キャリアを選ばず、登録なしで誰でも見れるNOVELDAYSを利用させてもらっているのは、色々と検討し、知るべき情報を差別化を図るのもひとつの方法だと思ったからです。

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