日常を取り戻す|血行を良くすると

文字数 1,000文字

 化学物質過敏症の基本は、治療+過敏症のコントロールなのですが、その他に自分で出来る過敏状態の緩和方法があります。

 それは、血行を良くすることです。

 倒れて寝込んでしまうと、すべての機能が省エネモードになってきます。

 真冬、1週間も玄関のコンクリートの土間にひっくりかえっていたのに…。風邪もひかず…。何か月も寝込んだ時も、食事をしなくても、体重も減らないし、髪も爪も伸びずにいました。

 代謝機能ゼロ?自分でもよく生きていたな…。どうして目覚めたのだろう…。と不思議でした。

 目覚めてすっきりすればいいのですが、からだは重たく体中にバーベルがくっついたような感覚で、手足を動かすのも大変になって家の中を這いずって移動するようなありさま。そして、それをきっかけにどんどん、悪化して、寝込んでしまうことが頻繁になってきます。
 
 それが、血行を良くすると、だんだん、重りのような足かせがはずれ、立って歩けるようになります。一時的ですが悪化していく事を止めることが出来るのです。

 気を失っているのではなく、きちんと睡眠もとれるようになってきます。睡眠が取れれば、からだを動かすことが出来るようになってきます。重たくなって動かなくなったからだを動かすため

 書籍|化学物資過敏症の話|化学質物質過敏症を乗り越えての電子書籍版|にある~重篤な病状から抜け出してからの工夫~は、この考え方を基本につくられました。

 血行を良くしたいときは、化学物質過敏症が悪化をしているときです。悪化している状態では、他人とかかわるもしくは施設、サロン、浴場などにいくことが出来ないという、致命的な難点があります。

 そこで、 効果が期待でき、ある条件のもと、家庭(出張)でも出来、非力な女性ほど、効果が発揮できる、施術者も傷めない、短時間で「血行をよくするほぐし」がどうしても必要でした。

 治療やリラクゼーションのためではなく、様々な要因で重たくなったからだをいたわって、日常を取り戻すために必要なメゾットでした。
 
 そのために、当時、整形外科、柔道整復師、整体は、歴史的、法的背景によって、互いに交わることがなかった方々にお願いして、主旨に賛同して頂いた先生方のご指導によって、「血行を良くするほぐし」の施術が完成をしました。

 血行を良くするには、様々な方法があると思います。あなたにあった方法を探し出せるのが一番大切だと思います。
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