からだふぁん管理人の独り言|やってみた!|賃貸を選ぶ時に

文字数 1,142文字

 化学物質過敏症になってから、知人の不動産会社協力を得て、持ち家も含めて12回の引越しの経験から…下記をまとめてみました。


【立地条件】
●2階以上(1階でも高台で周りに住宅や建物が密集をしていない場所)
●住宅外から外れているか、近隣に喫煙者が定住をしていない。
●風通りが良い場所。ビルの合間や狭い通路などは煙溜りや他化学物質が溜まりやすい。
●一人暮らしの場合は24時間及び深夜営業のスーパー、コンビニが近い。重篤になった場合には少なくても数ヶ月~1年近く、インターネットや通信機器の扱いや人との接触、日中の外出が100%出来なくなる。

 ※近くにコンビニもない田舎暮らしをしていた時に、心配した近隣の人が食事を届けてくれてなんとか命を繋いだ経験が何度かあります。 真夜中に這いずってでも行かれる場所に飲食が販売されている場所があるか、協力者がいないと本当に餓死すると切実に思いました。


【部屋の条件】
●風通しが良い。窓が2つ以上ある。1年中窓を開放させ換気が出来る。
●出来れば、採光は南東(ランニングコストが少なくて済む)
●構造上近隣の部屋の臭い(タバコや洗濯臭)が入り込まない。(歩行者は仕方ない)
●室内換気システムがある


【入居にあたって】
●薬剤を使った部屋のクリーニングをせずに、室内の壁、天井すべてを少なくても3回以上はスチームクリーナーを使い、前入居者がつけた成分を飛ばす。それでも、ダメなら他の住居を探す。
(すでに薬品や洗剤を使用した場合は、最低1ヶ月~2ヶ月間換気をしながら放置した後に上記の作業を行う)


 上記の条件が全てではありませんが、少なくても出来るだけ近い物件を探すようにしています。

  業者さんに頼むときに上記の条件をそのまま伝えると、物件を見せてくれる前に受付けてくれません。だから、「高くて窓を開けると広々したところが好き」「建物内は禁煙がいい」などど、言葉を変えて探すと確率があがります。

 化学物質や環境に耐えられなくなった人は、新たに暴露されないことが一番です。 私はいつ環境が悪くなっても、移動ができるように賃貸にしていますが、物件を探すのはほんとうに大変です。

 古い物件は喫煙者が入った可能性があるので、出来るだけ避けたほうが良いし、また、ハウスシックなどが話題になり始めた、2000年前後の建築物も避けた方が無難かもしれません。

 しかし、どんなに住居に注意を払っても、 住まいの近くで喫煙され、塗装や工事、除草剤の散布など、どこに引っ越しても化学物質患者が逃れる術はありません。

  ゆえに、出来るだけ下記の条件の場所を見つけると同時に避難場所として、ホテル、知人の家、公園、換気の良い商業施設などを日頃からいくつも探して確保しておくことが必要です。


 
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