別れ日和(2024.1.13)

文字数 196文字

ベランダから見
上げる空には
雲ひとつなく白い
半月がうっすら
と浮いている

君は
歌う
僕は
詠む

どこか
遠くへ
行ったなら

誰も
知らない
どこか
遠くへ
行ったなら

僕らは
やり直せる
かもしれない

君は
別れを
歌い
僕は
別れを
詠む

雲ひとつない
空が二人の
背中を押した

どこか
遠くへ
行ける
かどうか
は傷つかない
ための口実
でしかない

これで
良かったのだ

ベランダから見
上げる空には
雲ひとつなく白い
半月がうっすら
と浮いている

今日は
別れ日和です
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み