清らかな汚れ(2024.1.30)

文字数 135文字

透きとおる
水と声が
この世を嘆く

気を抜くと
汚れてしまう

濁った
水と声が
この世の定め

いずれ
消えゆく
運命なのかもしれない

気づいた時には
濁り
汚れていた僕には
透きとおる
水と声は
偽物に思える

自分の意志とは
関係なく
唾を吐く

本当は
透きとおった
声や水
心や空気に
憧れているのだ
汚れたものはみな
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み