クジラ(2023.12.18)

文字数 150文字

あっ

地下鉄から
地上へ出ると

大きなクジラが二頭

見上げた空に
泳いでいる

写真に残し
歩き続けると
二頭のクジラが
一匹の犬に見える

ほんの
数十メートル
歩いただけなのに

雲は
思うままに
漂う

まるで
何とかみたい
と思うのは
人間の空想なのだ

残した
写真を
見たが
クジラは
どこにもいなかった

僕は
クジラを見たかった
だけなのかもしれない
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