第48話 短編書いて思ったこと

文字数 1,017文字

【課題文学賞その十】
と言うタグ付けて、3作書いてみた。
しばりの条件は、お題が16歳、2000文字以内。

これがなかなか厳しい。
自分は、小説は起承転結が基本だと思ってる。
だけど、2000文字だと厳しい。
心の動きが書けない。
つまり、起と転と結に絞るしかない。
それでも、あっという間に3000文字になる。
1000文字削るのは辛い。
文が骨と皮になってしまう。

他の方が書いた何本か読んでみたけど、心の動きを書くことに集中した物が多い。
お題が16歳なので、それが正解だと思う。

書く方向性が大きく影響して、凝縮してみられるのは短編のいい所だ。

1本目「生きてて良かったと気がつくまでが、わりと暗闇」
これは心の動きだけで書いてみた。
主人公の1人語りで終始終わって、親子の会話は全部切り、友達関係に集中する。
朕な場面は16歳男子なので必須。
16健全男子が花抱えて清楚な雰囲気なんて、工業高校で汗臭い男臭しかない教室通った自分には、まったく想像が皆無である。

2本目「パトスブリード、エクスターミネイト」
2000文字でアクションが書けるかにトライ。
環境変えると説明が必要だが、そんな余裕はないので、高校生の心に浸食する者退治。
に決めた。
同級生をハイパーにして退治人にするかと思ったけど、謎の歴戦の勇者感出したい。
退治人は正体不明に決めた。
削って、削って、それでも文字数でラストが弱い。
もう削るとこ、女の声ぐらいじゃん。
すると一気に退治人が普通のただ強い奴になってしまう。
悲しいので、そのままアップした。

3本目「サギブーメラン」
起承転結、無理矢理詰め込んだ。
ただ、メンバー4人にしたため、文字数を圧迫する。
しかし、3人にするとバカが出来ない。
3人というのは、意外と難しい。
誰かがペアで仲良しになると、1人が弾かれやすい。
味方がいなくなるので、2人の考えに流される。
セリフに主従の関係が出来ると、誰が喋ったを提示する必要があるので面倒くさい。
長編ならそこで歪みが出て面白いんだが、これは短編だ。
集まって、4人で顔つき合わせてガヤガヤしてる感じをイメージして書いた。
起は書きやすいんだが、承転が書きにくい。
結に文字数の圧迫の余波がまともに来る。
結局削って行ったら、セリフで埋まった、チャット式みたいになってしまった。

こんな短編で遊んでたら、リリスの添削ろくにしなくなっちゃって、読む人ごっそり減った。
はっはっは、
楽しい、
楽しいねえ、
小説書くのって。
さて、仕事するか。
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登場人物紹介

・LLX

吐き出すのは冷気か排熱か

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