第21話:都会から地方へ引越、両親も鴨川へ

文字数 2,278文字

 嵯峨勝一が調べた結果、医療施設が整備され太陽光、風力が強く寒暖の差が少なく降水量の多い場所として鴨川が理想的だと思えた。そして1月12日からその周辺を車で見ると鴨川市内で古くなった農民の高齢化による農家の現状渡しや賃貸住宅で入居者が減ったため、そのまま、販売する物件が増えてることが判明し不動屋さんに電話して欲しいと伝え帰って来た。

 この話を娘の和美夫妻に話と自分達も新型ウイルス感染の患者数の多く、さらに新型ウイルスへの移り変わりを見ると東京を出て環境の良い場所に住みたいと考えていると告げた。それなら一緒に千葉の鴨川に行かないかと誘うと興味があるので、少し検討させて下さいと言われた。その後、2021年1月16日の朝、和美夫妻から一緒に行きたいと電話が入った。

 その後、築10年の土地100坪に2階建て2つの125平米テラスハウスが建っている物件の現状渡しで2800万円まで価格が下がったと教えられた。早速、翌朝、朝9時に家を出て11時過ぎに鴨川に着き、その不動産屋を訪ねた。出かけると、家の周りに2階建ての12世帯のアパートが建っていた。実は、このアパートのオーナーと息子さん夫婦が住んでいた家なのですと告げた。

 2年前に息子さんが、1年半前に転勤で関西に移動した。その後、半年前、この家の御主人が80歳前で脳梗塞で半身不随なった。そのため、奥さんと共に近くの老人介護施設に移ることにして、家を手放したと教えられた。3台置けそうな広い駐車場の手入れされている花壇が残っていた。中を見て良いですかと聞き、嵯峨夫妻がじっくりと内部を見て回った。

 4LDK、1回に和室8畳1間とタンス、化粧室の6畳、リビング、ダイニングキッチン、8畳洋室2間と大きな物置部屋があった。実に合理的な作りになっていた。聞いてみると2軒とも有名な格安木造メーカーの一番大きい規格住宅だと教えてくれた。アパ-トもそのメーカーの規格3LDKアパートも同じ会社で作られていると打ち明けた。建坪率から言うと余裕があり家や駐車場、太陽光発電装置も追加できると不動産屋が語った。

 そして、ここ鴨川は、冬は暖かく、夏は、涼しく快適で向こうに見えるのが有名な亀田総合病院。その向こうに見えるのがM不動産が作った超高級マンションですと語った。また、この先の大きな道と車で5分行くとイオンの大型スーパーがあると説明した。写真撮って良いですかと聞くとインターネットに乗せなければ、構いませんと答えた。それを聞き、奥さんの真弓さんが、何枚も写真に撮った。

 見学が終わると嵯峨が不動産屋にいつまでに答えたら良いかと聞くと2週間と言われた。それまでに必ず返答しますと答えて別れた。その後、近くの喫茶店で嵯峨が奥さんにどう思うと聞いた。そうね、良いじゃないかしらと答えた。あなたは、どうなのと聞かれ理想的だと答えた。こうして嵯峨夫妻が納得し自宅へ帰った。帰ると早速、和美夫妻に写真も見せると良い感じねと言い旦那さんも今週の休み、一度、見に行きたいと言った。

 その日に鴨川の不動産屋に連絡すると見学OKですので、お待ちしていますと言われた。1月下旬の日曜日、4人を乗せ、和美のワゴン車で出発して2時間弱で到着した。昼食を食べた後、不動産屋に行くと大型ワゴンでそのテラスハウスを見に出かけた。和美夫妻が中に入り中を見ると合理的な作りだと言い問題ないわと答えた。旦那さんも良いんじゃないかと言った。

 そこで、購入を決め、ハンコをついて不動産屋と契約書すると告げた。売買契約書にハンコを押した。その後、今日は、銀行休みだから今月中にここに振り込んで下さいと不動産屋の銀行口座を教えてもらった、翌週の平日、和美と嵯峨夫妻が鴨川に行き嵯峨勝一が銀行から不動産屋の銀行口座2800万円を入金した。その後、嵯峨勝一が戻ってきた。そして不動産屋の口座に入金か確認できた。

 こうして2軒の家の鍵をもらい契約が成立し書類にハンコを押した。不動産屋に入居予定いつですかと聞かれ2月初旬には、引っ越してきますと答えた。 それまでに不動産屋さんが。家の掃除をしておきますと語り契約が成立した。この頃、嵯峨勝一が両親に引っ越す話をすると鴨川の近くに高級老人施設ができたので、引っ越そうかと勝一の母が言った。

 そこで、嵯峨勝一にその高級老人施設への入居の手配してくれるとありがたいと言った。資金は、あるから迷惑をかけずに済むと言った。わかった、とりあえずあたってみますと答えた。こうして鴨川に引っ越した後、その豪華な老人施設にありがあり、嵯峨の両親が契約して和美のワゴン車に乗せて両親をその老人施設に入居させた。

 その後、2月12日、アメリカの製薬大手ファイザーが開発した新型ウイルスのワクチンを載せた航空機がベルギーブリュッセルから成田空港へ到着した。2月13日、23時8分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3、最大震度6強を福島県、宮城県で観測する地震が発生した。翌日、嵯峨夫妻が鴨川の不動産屋に電話すると全く被害はありませんからご心配なくと言われ一安心した。

 新型ウイルス感染症のことを考え、これ以上は、怖くなったので株投資を中止することにした。2月17日、日本国内で初めて新型ウイルス感染症に対してのファイザー社製ワクチンの接種が開始された。2月24日、自由民主党所属の白須賀貴樹衆議院議員は、10日に東京都内の20時以降の不要不急の外出自粛要請を守らず22時頃まで麻布のラウンジに滞在していたとして、この日に同党を離党。
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