第２話：結婚、出産、投資開始
文字数 2,094文字
３月、船橋の銀行の融資先の坂城商店の３歳、年下の坂城真弓さんと親しくなり、デートする中になった。５月１０日、ソニー、ベータマックスの家庭用ビデオテープレコーダ１号機、「ＳＬ－６３００」を新発売した。その後、１９７５年７月、嵯峨勝一は、坂城真弓にプロポーズして１０月中旬、船橋で結婚式をあげた。そして船橋の賃貸マンションに入った。
結婚当初から真弓さんは、実家の雑貨店で働いた。やがて１９７６年が明け、１月３１日、鹿児島市で日本初の５つ子誕生と言う明るいニュースが､日本中に知れ渡った。７月２７日、ロッキード事件で田中角栄前首相が逮捕された。８月３日、ＮＥＣがワンボードマイコンのＴＫ－８０を新発売した。１０月２９日、酒田大火が起きて焼失面積２２.５ヘクタール。
被害状況は、焼損棟数１７７４棟、被災者３３００人と言う大きな被害となった。１０月３１日、日本ビクターが家庭用ＶＨＳビデオテープレコーダ１号機のＨＲ－３３００を新発売した。この年、シングルの「およげ！たいやきくん」が４５３万枚を販売し日本記録となり大ヒットとなった。やがて１９７７年が明けた。
４月２９日、全日本柔道選手権大会で山下泰裕が１９歳１０ヶ月の最年少優勝を飾った。６月１５日、和歌山県有田市で集団コレラが発生。８月７日、有珠山が噴火活動を開始し噴火は、翌年１０月２７日まで続いた。１９７７年９月３日、巨人の王貞治が対ヤクルト戦でホームラン世界新記録の７５６号を達成。９月５日、国民栄誉賞が創設され、王貞治が受賞した。
１１月１２日、真弓さんの妊娠が判明し１９７８年５月２２日、予定日と知らされた。１９７８年が明け、３月２６日、成田空港管制塔占拠事件がおこった。１９７８年５月２０日に奥さんが産婦人科に入院し２２日朝、長女が誕生し、嵯峨和美と名付けた。真弓さんと赤ちゃんの和美は、退院後、実家の坂城商店で面倒を見てもらう事になった。
８月１２日、日中平和友好条約の調印が行われた。この年、テレビゲーム「スペースインベーダー」が日本中で大ブームを巻き起こした。この頃、嵯峨勝一は、２つ年上の同じ銀行の先輩、武久勝正さんに麻雀、株、競馬を教えてもらった。最初は、真面目な性格だったので興味本位で一緒に行動した。そのうち一攫千金という魔物に魅入られた。
その後、１９７９年１月、Ｎ証券で口座を開き預金３００万円のうち２５０万円を入金した。その後、競馬にのめり込み、休みの日は、近くの中山、船橋競馬場に出かける様になった。また、中山競馬場で大きなレースを見て、すっかりはまって重賞レースが開かれる府中の東京競馬場にも出かけるようになった。そんな日、嵯峨真弓さんは、実家の雑貨店で待っていた。
嵯峨勝一は、武久勝正さんにＮＥＣがＴＫ８０と言うコンピューターキットを改良し日本初の小さなコンピュータ、マイコン「当時そう呼ばれていた」を発売するらしいという情報を聞いた。それに賭けてみないかと言われ、その気になった。１９７９年２月中旬、証券会社の担当者からＮＥＣ株の気配値が２３０円と安いから買いと言われた。
そこで、ＮＥＣ株、１万株の成り行き買い注文を出すと直ぐ２３０万円で買え、残金が２０万円となった。しかし、株を買った話は、奥さんに黙っていた。そのため、３月から小遣いをもらわすに外勤日当で何とかやりくりした。その後、真弓さんは、実家の雑貨店の手伝いをしながら生まれたばかりの和美の面倒を真弓さんの母に見てもらった。
しかし、嵯峨勝一は、夜遅いので何も言わず、５月の連休、夏休みなどは、奥さんと子供を遊園地に連れて行った。奥さんは、自分の働いた金を郵便局の定額貯金で、しっかり運用し、実家で家賃を取られなかったので徐々に資産を増やしていた。しかし、帰りの遅い、亭主の嵯峨勝一には、内緒にしていた。こうして１９８０年を迎えた。
１９８０年になると原宿や代々木公園で原色や派手な大柄の生地を使った服を来た子供達が集まって公園や通りで踊っている光景が見られた。髪型は男性も女性もパーマをあてたボリュームのあるスタイルが流行っていた。女の子の化粧も鮮やかな色を使い派手で、通りを歩く若者に大いに受けた。そして、写真を多く撮られたが気分良さそうにしていた。
この当時、松田聖子さんがデビューし「青い珊瑚礁『さんごしょう』」がヒットし、松田聖子が有名になった。また、ローラースケートを滑りながら「パラダイス銀河」を歌った光ＧＥＮＪＩも話題になった。その後、小泉今日子、中森明菜とアイドルが出現して若者のアイドルとして一世を風靡した。その他、チェックの衣装が印象的な男性7人組「チェッカーズ」を人気者になった。
音楽の世界では、アイドルやロックバンドのほか、シンガーソングライターやフォークグループも人気があった。海援隊「かいえんたい」が、福岡から出て来て「贈る言葉」がヒットし、その後も卒業式でよく歌われるようになった。１９８０年７月２５日、ルービックキューブが日本で発売され、瞬く間に人気が爆発し、多くの若者が、この遊びに夢中になった。
結婚当初から真弓さんは、実家の雑貨店で働いた。やがて１９７６年が明け、１月３１日、鹿児島市で日本初の５つ子誕生と言う明るいニュースが､日本中に知れ渡った。７月２７日、ロッキード事件で田中角栄前首相が逮捕された。８月３日、ＮＥＣがワンボードマイコンのＴＫ－８０を新発売した。１０月２９日、酒田大火が起きて焼失面積２２.５ヘクタール。
被害状況は、焼損棟数１７７４棟、被災者３３００人と言う大きな被害となった。１０月３１日、日本ビクターが家庭用ＶＨＳビデオテープレコーダ１号機のＨＲ－３３００を新発売した。この年、シングルの「およげ！たいやきくん」が４５３万枚を販売し日本記録となり大ヒットとなった。やがて１９７７年が明けた。
４月２９日、全日本柔道選手権大会で山下泰裕が１９歳１０ヶ月の最年少優勝を飾った。６月１５日、和歌山県有田市で集団コレラが発生。８月７日、有珠山が噴火活動を開始し噴火は、翌年１０月２７日まで続いた。１９７７年９月３日、巨人の王貞治が対ヤクルト戦でホームラン世界新記録の７５６号を達成。９月５日、国民栄誉賞が創設され、王貞治が受賞した。
１１月１２日、真弓さんの妊娠が判明し１９７８年５月２２日、予定日と知らされた。１９７８年が明け、３月２６日、成田空港管制塔占拠事件がおこった。１９７８年５月２０日に奥さんが産婦人科に入院し２２日朝、長女が誕生し、嵯峨和美と名付けた。真弓さんと赤ちゃんの和美は、退院後、実家の坂城商店で面倒を見てもらう事になった。
８月１２日、日中平和友好条約の調印が行われた。この年、テレビゲーム「スペースインベーダー」が日本中で大ブームを巻き起こした。この頃、嵯峨勝一は、２つ年上の同じ銀行の先輩、武久勝正さんに麻雀、株、競馬を教えてもらった。最初は、真面目な性格だったので興味本位で一緒に行動した。そのうち一攫千金という魔物に魅入られた。
その後、１９７９年１月、Ｎ証券で口座を開き預金３００万円のうち２５０万円を入金した。その後、競馬にのめり込み、休みの日は、近くの中山、船橋競馬場に出かける様になった。また、中山競馬場で大きなレースを見て、すっかりはまって重賞レースが開かれる府中の東京競馬場にも出かけるようになった。そんな日、嵯峨真弓さんは、実家の雑貨店で待っていた。
嵯峨勝一は、武久勝正さんにＮＥＣがＴＫ８０と言うコンピューターキットを改良し日本初の小さなコンピュータ、マイコン「当時そう呼ばれていた」を発売するらしいという情報を聞いた。それに賭けてみないかと言われ、その気になった。１９７９年２月中旬、証券会社の担当者からＮＥＣ株の気配値が２３０円と安いから買いと言われた。
そこで、ＮＥＣ株、１万株の成り行き買い注文を出すと直ぐ２３０万円で買え、残金が２０万円となった。しかし、株を買った話は、奥さんに黙っていた。そのため、３月から小遣いをもらわすに外勤日当で何とかやりくりした。その後、真弓さんは、実家の雑貨店の手伝いをしながら生まれたばかりの和美の面倒を真弓さんの母に見てもらった。
しかし、嵯峨勝一は、夜遅いので何も言わず、５月の連休、夏休みなどは、奥さんと子供を遊園地に連れて行った。奥さんは、自分の働いた金を郵便局の定額貯金で、しっかり運用し、実家で家賃を取られなかったので徐々に資産を増やしていた。しかし、帰りの遅い、亭主の嵯峨勝一には、内緒にしていた。こうして１９８０年を迎えた。
１９８０年になると原宿や代々木公園で原色や派手な大柄の生地を使った服を来た子供達が集まって公園や通りで踊っている光景が見られた。髪型は男性も女性もパーマをあてたボリュームのあるスタイルが流行っていた。女の子の化粧も鮮やかな色を使い派手で、通りを歩く若者に大いに受けた。そして、写真を多く撮られたが気分良さそうにしていた。
この当時、松田聖子さんがデビューし「青い珊瑚礁『さんごしょう』」がヒットし、松田聖子が有名になった。また、ローラースケートを滑りながら「パラダイス銀河」を歌った光ＧＥＮＪＩも話題になった。その後、小泉今日子、中森明菜とアイドルが出現して若者のアイドルとして一世を風靡した。その他、チェックの衣装が印象的な男性7人組「チェッカーズ」を人気者になった。
音楽の世界では、アイドルやロックバンドのほか、シンガーソングライターやフォークグループも人気があった。海援隊「かいえんたい」が、福岡から出て来て「贈る言葉」がヒットし、その後も卒業式でよく歌われるようになった。１９８０年７月２５日、ルービックキューブが日本で発売され、瞬く間に人気が爆発し、多くの若者が、この遊びに夢中になった。
