第22話:感染症のワクチン投与開始と気象災害

文字数 2,297文字

 2月26日、日経平均株価が歴代10番目の下落幅を記録。3月1日、ヤフーを傘下に持つZホールディングスとLINEが経営統合した。3月23日、2021年スエズ運河封鎖事故が発生。愛媛県の正栄汽船が保有し、台湾の長栄海運が運用する「エヴァーギヴン」が座礁し、6日間にわたり世界の多数の船舶の通航に支障を来たし、同年4月4日に滞留船舶の通過が完了。

 3月24日、新電力大手のF-Powerが会社更生法の適用を申請し、負債総額は、約243億円で本年最大となった。4月1日、河井夫妻選挙違反事件により前年6月に起訴され、一貫して無罪を主張していた自由民主党所属の河井克行衆議院議員が、同年3月23日に一転して罪を認め議員辞職を表明し、許可された。7月23日、東京オリンピックの開会式となった。

 新型ウイルス感染症の世界的流行の影響により近代オリンピック史上初めて前年夏の開催日程から延期され無観客開催で8月8日まで開催される。205か国、地域と難民選手団を合わせて約1万千人の選手が参加している。8月6日20時半頃、小田急小田原線の成城学園前駅~祖師ヶ谷大蔵駅間を走行中の上り快速急行電車にて男が刃物を振り回す事件が起きた。

 その際、乗客が逃げた際に転んだ乗客を含め10人が重軽傷を負う無差別刺傷事件が発生した。事件を起こしたと見られる男は当日夜に現場から4キロ離れた東京都杉並区内のコンビニで警視庁に身柄を確保された。8月11日~8月17日、前線が停滞し線状降水帯も発生したことから九州北部などで総雨量が千ミリを超えて年間雨量の半分に達する地域も出た。

 そのため、西日本を中心に記録的な大雨が降り土砂災害や河川の氾濫による被害が出た。9月13日、新型ウイルス感染症のワクチンの2回目接種を終えた人が全人口の半分を超えた。政府は10~11月の早い時期、希望者全員の接種を完了する方針を示した。10月7日、22時41分頃、千葉県北西部を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生した。

 その地震で埼玉県川口市、同県宮代町、東京都足立区で最大震度5強、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県の広い範囲で震度5弱を観測した。この地震による重軽傷者は40人以上にのぼった。10月28日、沖縄県沿岸などに今年8月に噴火した海底火山、福徳岡ノ場の軽石が帯状で大量に漂流漂着し、漁業などに深刻な被害が発生。10月31日、第49回衆議院議員総選挙が行われ自由民主党は、公示前の276議席から減らし261議席を獲得。

「絶対安定多数」と位置付けられる議席数を単独で確保。公明党は32議席と増やし与党で293議席となった。一方、立憲民主党は公示前の109議席からやや減らし98議席。日本維新の会は公示前の11議席から41議席に増やし第3党に躍進。同日、京王線が調布を走行中の特急の車内で男が乗客を刃物で刺傷するなどし17人が負傷。

 そのうち、刃物で刺された乗客1人が一時意識不明の重体であった。特急は国領駅で緊急停止し、乗客は窓などから避難した。また、男はハロウィーン特有の仮装を身につけ犯行に及んだ。12月8日、実業家の前澤友作と平野陽三がロシアのソユーズMS-20に搭乗して打ち上げられ宇宙飛行をした。12月18日、歌手の神田沙也加が公演先の北海道札幌市中央区のホテル14階にある屋上で倒れているのが発見された。

 その後、病院に搬送されたが、死亡。2022年が明け、1月6日。東京都で積雪10センチを記録。4年ぶりに大雪警報が発令された。1都3県で転倒などが理由で1251人以上が負傷した。1月11日、ANAホールディングスは、旅客機の貨物スペースを用いて全国の野菜や果物を空輸する新会社「日本産直空輸」を設立したと発表。本年4月の営業開始を目指している。

1月15日13時頃「日本時間」に南太平洋のトンガの火山フンガ、トンガで発生した噴火の影響で気象庁は国内各地で潮位の変化が見られたために防災上の観点から津波警報、注意報の仕組みを活用して国民に向け発令。1月15日、23時55分に奄美市小湊で1.2メートル、16日14時26分に久慈港で1.1メートルの波を観測した。

 1月18日、新型ウイルス感染症の1日当たりの新規感染者数が初めて3万人を超え19日には4万人を越えた。22日には、5万人を越え、東京だけで1万人を越えた。25日には、全国で6万人を越えた。2月1日、大手電力会社10社、全てで電気料金が78~351円上昇の値上げが実施された。また、大手ガス会社4社で205~274円上昇の値上げが実施された。2月2日、国内で確認された1日当たりの新型ウイルス感染症の新規感染者数が初めて9万人を超えて過去最多を更新。また、東京都では、1日当たりの新規感染者が初めて2万人を超えた。

 2月11日、嵯峨勝一の父、嵯峨和夫の様態が悪化して亀田総合病院の救急に運ばれたと連絡が入った。それを聞き嵯峨勝一夫妻が病院へ急いだ。到着すると母の和子さんが沈痛そうな面持ちで待合室にいた。そして、心臓が止まると電気刺激を加えて再び心臓が動くという状態で危篤だと寂しそうに語った。こうして昼過ぎ、ご臨終ですと知らせが入った。

 その後、嵯峨勝一が必要書類を書類を書き上げた。そして役場に届け出たり金融機関での名義変更などをするために動き回った。そして、家を紹介してもらった地元の不動産屋に事情を話し地元の葬儀社を紹介してもらった。その日の夕方、葬儀社に連絡して2月16日水曜日なら空いてると言われて予約した。こうして肉親、近しい親戚に連絡を入れた。
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