第9話 別れ ~再会の約束を胸に~

文字数 2,120文字

.......ズドーーーン!!ズドーーーン!!

キュイーーーーン!!

マ「??? ん?? Mon城から飛び降りる?!
死んじゃうんじゃない?! マリー....,。どうして?!?!」


ang「昔からの言い伝えて.. 淵に立たされし者 Mon城から飛び降りれば... 神より 心の安らぎをもたらす と言われています... ごぉふぉ... ごぉふぉ... 敵もいなくて、花畑が広がり.... 痛みも苦しみもないと言う話です... そして 飛び降りる時も不思議と...痛みはないそうなのです..」


ヒューーーーーー


ズドーーーン!!!


ズドーーーン!!!



マ(だから...それって、、、、天国の事じゃない...?) 「はぁーーぁ...」(•ө•)目がパチクリ パチクリ

マ「それに..一人でMon城まで行くの..すっごく 怖いよ...」

ang「わかります、危険なのは....,。しかしマリーさん、もうそれしか方法がないのです」


ズドーーーン!!!


バン バン!!!


ズドーーーン!!!!



マ「ang兄さん...泣 ずっと我慢していたけれど、泣いちゃうよ、やっぱり...。 離れるのはやだよ...寂しいよ....マリーは、ずっとang兄さんのそばにいたいです...ニコニコ笑顔を見ていたいのです....泣」

ang「マリーさん、ここにこのままいたら、本当にお別れになってしまいますよ。もし離れ離れになったとしても、想っていれば心は繋がっているんですよ。お別れではないんです、きっとまた会えますよ。」

マ「泣...こんなの絶対お別れじゃん...やっぱ寂しいです...二度と会えないかも...やだ、やだ..」

ang「マリーさん、寂しい時や会いたくなったり、思い出したら、【援軍が欲しい】と心の中で願ってください。おいらも他の兄さん達も、なにかしらの【援軍】をマリーさんに送ります。
マリーさんの前に助っ人が現れたりもします。」

マ「援軍ね、、私を助けてくれる軍隊ね..わかった..グスン」

ang「援軍を貰うと、きっと楽しかった思い出が思い出されたり、心は繋がっているんだと、感じることができます。いつものマリーさんの心のそばにいますから」

マ「わかりました、ang兄さん。他のお兄様達みんなも連れて、必ず来てくださいね。私 先に行って待ってますから..約束です。死なないでね...そしたらマリーに援軍も送れなくなっちゃうでしょ..?」
ang「オイラ、まだ死ねませんよ..笑 約束です。あとからそっちへ行きます」

ズドーーーン

ドーーーン!!!

バン!!バン!!


マリーがang兄さんの横にいるジェンオールにも話しかけます。

マ「ジェンオール....あなたとも離れたくないよ..泣」

ジェ「マリーさま.....いぇ、、マリー姫君。お美しくなられて..あんなに幼かった少女が、こんなに頼もしく、素敵なレディーになられた。ジェンオールは嬉しい気持ちでいっぱいでございます」

マ「ジェンオールもお兄様たちもいるここに、やっぱり私も いたい...一人は寂しいよ....」

ズドーーーン!

ズドーーーン!!

ジェ「私は、王 あなた様のお父上の目指していた平和の世界を取り戻し、取り戻したのちも、民のために、国のために、役目を果たさなければなりませぬ。お父上にマリーのことも頼むとも仰せつかっております。だからあなた様をお守りせねば。 麗しき愛らしいマリー様、あなた様の周りには沢山の慕ってくれる方々が必ずこれから先もいて、幸せになります。
私にはわかります。
私がマリー様を育てたのですから。
一緒に過ごした日々は愛おしく、あなた様と過ごせて、光栄でした。
マリー様、お父上があなたがお生まれになった時、お名前をおつけになる時に、この子の名はマリーだと。マリーゴールド 花言葉は「深い愛」「勇者」自分のために 人のために、幸せを掴むために、愛と勇気を持って欲しいと
そう願ってお付けになられた。

さあ、おゆきなさい。勇気を出すのです。」


ジェンオールはマリーにフクロウの絵が書かれたカードを渡します。

ズドーーーン!

ズドーーーン!

ジェ「このお守りがあなたさまを守ってくれます」

ズドーーーン!

ヒューーーーッ

ドーーーーン!!!

敵のバルーンが何体も近くまで迫ってきています。

マ「ang兄さん、ジェンオール、わたし...行くわね...」

マ(ついこの間まで、みんなでケラケラ笑って過ごしていたのに.....)

マリーは、angとジェンオールのおでこに キスをする

angとジェンオールが、力を振り絞って、敵のバルーンの前に出て、敵の注意を引いているうちに、

ang「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ.....!!!」



ホグライダー「さあ!早く!マリーちゃん!俺のブヒブヒに乗っていけば、Mon城に早く辿り着ける!」

マ「ありがとう、ホグライダーさん」

マリーが ブヒブヒに またがります,

ブヒブヒ「マリーちゃん、しっかり掴まっててくたさいませ。猛進しますので」


後ろを振り返ると、angとジェンオールが、バルーンと戦っているのが見えます。マリーは悲しみをこらえ、恐怖心を打ちのめし、もう振り返らずに...Mon城へ 駆け出した!





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