第11話 ゴーレムとラヴァとマリーの友情

文字数 1,814文字

タタタタタタタタタタタタタ..........

タタタタタタタタタタタタタ..............

ブヒブヒが、疲れを見せずに ひたすらMon城を目指しています

マリーは真剣な表情と 少し不安な表情が 混じっています

ベビドラはいつもマリーのそばにいます




タタタタタタタタタタタタタ............



その時です!



ガラガラガラガラガラガラガラガラ......

マリー達の数十メートル先で、壁が崩れ落ちました

ドドーーーーーン!!

ガラガラガラガラガラガラガラガラ.....

パラ パラ パラ パラ......

マ「はっ!! ブヒブヒちゃん、ベビドラちゃん、大丈夫?!」

ブヒブヒ「はい! 大丈夫だよ、でも危険ですね、、」

ベビドラ「うん、大丈夫。マリーちゃんは大丈夫そうだね、よかった。」


崩れ落ちた壁を見ると、ゴーレムが下敷きになって動けなくなっています

マ「ゴーレム、ゴーレムちゃん!! やだ.. どうしよう... 早く助けるからね!!!!」

ゴーレムの横にラヴァハントも一緒にいて、ゴーレムの上に崩れてきた壁を動かそうと持ち上げようとしています

しかし ビクともしません
マリーもベビドラもブヒブヒもみんなで壁を持ち上げようとします
しかし 動きません

マ「どうしよう.. ラヴァちゃん、、」

ゴーレムがさっきより元気がなくなってきてしまっています

ゴ「マリーちゃん.....ここにいたら、敵に見つかって、やられちゃうよ...僕のことはいいから、早く逃げて......」

マ「おいていく なんてできないよ!!」

ラヴァハントの溶岩の強さも弱ってきていて、今にも体のオレンジ色が消えて 真っ黒になってしまいそです...

ラヴァ「俺がここに残って、必ずゴーレムを助けるから。マリーちゃん達は Mon城へ行って」

マ「やだよぉ.....ヒックヒック スーフン スーフン」


マリーは、3人でお皿洗いしていちごを一緒に食べた事や、ピクニックに行った時の事、沢山の楽しかった思い出を思い出していた。今の状況に、悲しみが止まらなかった。大泣きをしている。


その時

ラヴァがマリーを強くつき倒しました


ドンッ!

マ「いたい!」

マリーは地面に強く打ち付けられて、足には大きな擦り傷ができました

マ「え? ラヴァちゃん....どうしたの..... 何かあった、、?なにかわたしした、、、?」

マリーは 何が起きたかよく分からなくて、なんかよく出来事を受け止められなくて、、なにかの間違いだよな、、ラヴァちゃん、私にぶつかっちゃっただけだよな..って思いたくって、ちょっとヘラヘラ笑ってみたりしました。


ラヴァ「....うざいんだよ おまえなんて
ここにいても 何にもできないんだから
早くどっか 行けよ!! 役立たずが..」


ラヴァは、本当は思ってもいないのだが、心を鬼にして、この状況をなんとかしないとと思い、自分が嫌な奴になっても、マリー達を守り、ゴーレムを助けたいと思い、暴言をマリーに言い放ったのです。

ゴーレムは、そんなラヴァの気持ちが分かるから、涙を流して、ラヴァの声に耳を傾けています

ラヴァも心の中では泣いています

どうしようもできない、自分の力の限界を感じ

しかし ラヴァは自らを奮い立たせ、みんなを守る!と強い気持ちを胸に、向こうから迫ってきた敵に向かって、走り出します


ラヴァ「う゛おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」



ゴーレム「マリー....ちゃん.... 僕達は勝って 必ず....平和の....世界で....暮らすよ... やくそく.. だから行って....」

声を振り絞って言います


ゴ「あと...ラヴァちゃんは.....」


マ「うん、ゴーレムちゃんもう喋らないでいいよ...(ラヴァちゃん来るまで体力温存しておかないと) わかってるよ、ラヴァちゃんが さっき私に言ったこと。本当の気持ちじゃないってこと。ラヴァは優しいから、あんなふうに言ったんだよね。私わかってるよ。ゴーレムちゃんもラヴァちゃんも私の友達だもの。」

マリーは泣きながら、でも少し微笑んで、大丈夫だよって気持ちを、ゴーレムに伝えます


足の擦り傷の痛みは感じず、
マリーは 自分の出来ることをやるしかない と
Mon城へ また駆け出しました
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