台北で過ごす久しぶりの休日!(後編)
文字数 708文字
駅から少し歩くとその小籠包屋はあった。
店に入ると日本語で「いらっしゃいませ。何名様ですか?」とその女性店員は言った。
台湾では日本語を話せる人が多い。とてもありがたかった。
この店の名物、ヘチマ入りの小籠包は美味く、いくらでも食べることができそうだ。
いい気分で食べていると、私は箸を落としてしまった。
私が店員を呼ぼうと目で探していると、隣に座っていた台湾人の親子の息子が、まだ使っていない彼の箸を私にくれた。
彼は店員を呼び、箸をくれと頼んだ。
このような優しさを台湾に来るといつも経験する。
だから私や妻の冬美は、台湾の人が好きだった。
店を出る時に再度その親子に礼を言い、私は台湾で一番高い、台北101の展望台に登ってみることにした。
東芝のエレベーターはあっという間に我々を展望フロアへと運んでくれた。
扉が開くとそこは台北の街並みや景色が完璧に見渡せる場所であった。
なんと美しい景色だ。
私は夕方、日の沈む頃に来たので、美しい日の入りを見ることができた。
そして夜景はまた素晴らしかった。
展望フロアをぐるぐる回っていると、見覚えのある顔が見えた。
田中だった。
「飯でもどうですか?」
「いいですねぇ。私、いい台湾居酒屋を知っています。」
我々は田中が薦める東門駅近くのの台湾居酒屋で飲み、我々が泊まっている中山のホテルへと帰った。
田中は少し飲み過ぎたようで、足元が少しフラついているようであった。
田中の部屋の鍵をあけてやり、ベットの所まで支えて座らせようとした。
田中はベッドに座る際に私から手を離さず、私はバランスを崩し田中の上に覆いかぶさる体勢になった。
「何をしてるの⁉︎」
背後で聞き覚えのある声がした。
扉の横に冬美が立っていた…。
店に入ると日本語で「いらっしゃいませ。何名様ですか?」とその女性店員は言った。
台湾では日本語を話せる人が多い。とてもありがたかった。
この店の名物、ヘチマ入りの小籠包は美味く、いくらでも食べることができそうだ。
いい気分で食べていると、私は箸を落としてしまった。
私が店員を呼ぼうと目で探していると、隣に座っていた台湾人の親子の息子が、まだ使っていない彼の箸を私にくれた。
彼は店員を呼び、箸をくれと頼んだ。
このような優しさを台湾に来るといつも経験する。
だから私や妻の冬美は、台湾の人が好きだった。
店を出る時に再度その親子に礼を言い、私は台湾で一番高い、台北101の展望台に登ってみることにした。
東芝のエレベーターはあっという間に我々を展望フロアへと運んでくれた。
扉が開くとそこは台北の街並みや景色が完璧に見渡せる場所であった。
なんと美しい景色だ。
私は夕方、日の沈む頃に来たので、美しい日の入りを見ることができた。
そして夜景はまた素晴らしかった。
展望フロアをぐるぐる回っていると、見覚えのある顔が見えた。
田中だった。
「飯でもどうですか?」
「いいですねぇ。私、いい台湾居酒屋を知っています。」
我々は田中が薦める東門駅近くのの台湾居酒屋で飲み、我々が泊まっている中山のホテルへと帰った。
田中は少し飲み過ぎたようで、足元が少しフラついているようであった。
田中の部屋の鍵をあけてやり、ベットの所まで支えて座らせようとした。
田中はベッドに座る際に私から手を離さず、私はバランスを崩し田中の上に覆いかぶさる体勢になった。
「何をしてるの⁉︎」
背後で聞き覚えのある声がした。
扉の横に冬美が立っていた…。