10こ目:富士登山をしてみた(その1)

文字数 1,161文字

※今回も一度しか富士登山をしたことのない私が、専門家のような物言いで解説する企画です。
「富士登山に行ってみたいけど……」という人がいたら読んでください。

--<評価>---------------
難易度:中
メリット:「富士山に登ったよ」といえる
デメリット:あまり楽しくない
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日本人だったら一生に一度は富士山に登ってみたい。
私はずっとそう思っていた。だから登ってきた。富士山に!

富士山は山開きしているが夏(7月初旬から9月中旬)しかない。だから、いざ思い立っても山開きしていないケースがある。つまり。行く機会がなかなかない。
私もそうだった。
20数年前、友人に「富士山登らない?」と誘われたとき、仕事があったので断った。
それから、暇ができたら行こう、そのうち行こう……と思っているうちに20年が過ぎていた。
そういう人も多いのではないかと思う。

さらに、今年から登山規制が変更されている。どうやって富士登山すればいいか不安に思っている人もいるのではないだろうか。
ここでは「富士登山に行きたいけど、どうすればいい?」と思っている人の疑問に答えていく。

なお、富士登山で最も有名な登山ルートが「吉田ルート」だ。
他サイトによれば、登山者の約50%が吉田ルートで富士登山しているようだ。
本記事では吉田ルートを前提に解説する。


1.2024年に導入された新しい規制

吉田ルートは山梨県側から登るルートだ。

2024年に導入された規制は通行料と入山時間の設定。

まず、通行料について簡単に説明しよう。
山梨県では、2024年7月1日から富士山の入山規制として5合目登山口で徴収する通行料(1人2,000円)を導入した。
1日4,000人を上限としているため、基本的に予約制だ。

私が行った日(平日)は5合目登山口手前の受付で通行料を払っている人がいた。平日であれば予約しなくても大丈夫かな……と思う。

通行料を払うと写真のリストバンド(ビニール製)が貰える。
テプラで印字したテープ……偽造しやすそうだ。
別の色のリストバンドをしている人がいたから、日によって色を変えているような気がする。

往路5合目と復路6合目でリストバンドを確認するところがあり、提示しないと通してもらえない。




次に、合目登山口は午後4時から翌日午前3時までの間は登山道を閉鎖している。これは、弾丸登山を防止するための規制だ。
「富士登山する人は山小屋に泊ってね」という趣旨なのだと思う。

2024年に導入された新しい規制によって、富士登山には3つの予約が必要になった。

・富士登山口(5合目)までの交通手段の予約
・通行料の予約
・山小屋の予約

※富士山にはマイカー規制(御殿場ルート以外)があって自家用車で富士登山口(5合目)まで行けません。

<つづく>
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