想い多きこの世界で 六

文字数 7,526文字

 お父さんは死んでしまったの。
母が私に告げた。いつも通りに迎えた朝で微睡みながら回廊を歩き庭が見える和室でご飯を食べていた時に言われた。ぼやける視界にうつるのはいつも通りの目玉焼き。だけど、一つだけ違うことがあった。いつもは身だしなみをきちんと整える母が寝癖を治さず適当に髪を結っていた。それが父が死んだという言葉よりもよっぽど不自然に感じられた。
 私にとって父は尊敬する人……………と言えばいいのかもわからない。私が物心がついてから父と話した回数なんてそんなに無いと思う。どんな人かもよくわらかならない。正直、どんな顔すらかもよく覚えていない。昔はよく覚えたような気もするけどそれも実際にはどうだか。だけど、不思議なことだけどお父さんとよく縁側で会話していたことは覚えている。
 「昔、一度だけ父と祭りに行ったの」
私はポツリと呟いてしまった。私が慌てて口を塞ぐ頃にはもうひのかちゃんの耳に届いていた。ひのかちゃんはそうなんだと言った後に私の顔と古徳さんの顔を何度も往復しもごもごしている。やってしまったと反省する。
「気を使わなくて大丈夫だよ」
着物や浴衣を着た人が行き交う屋台が詰められた一本道の境内を歩く。私たちの後ろを歩く古徳さんは足取りがうつろで危なっかしい。
「あ、ごめん。変に気を使わせちゃって」
ひのかちゃんは正直な人だ。隠し立てすることなくすぐに思っていることを顔に出す。それに裏付けられるようにその場で咄嗟につくろう言葉も出せない。
「ううん。そんなことない。私が思わず言っちゃったことなんだからそのまま思う通りに話して欲しいな」
「……………………わかった」
私が住むところはいつもは街灯が全くないせいで夜中に歩くことは滅多にないけど今日は提灯の光が道を照らす。盆の季節になると昔から祀られている山の神に労いをこめて一日だけ大きな祭りを催す。外に家庭を拵えた人でも仕事をしている人でもみんなその日だけは帰ってくる。ここに住む人たちはずっとそうして大切にこの日を迎えていると父が言っていた。
「ここの祭りに来る人たちのほとんどが和服ばかりだと思わない」
「あ、それは確かにずっと思ってた」
「みんなこの日に和服の着方を親から習って着ていく日でもあるの」
「そうだったんだ」
ひのかちゃんは道の端で帯を緩める女の子たちを見ながら頷く。
「私も着たけどその日で最初で最後になったの」
小さい子供を連れた親子が何人も通り過ぎていく。帯が体を締めているのに泣かずに我慢している子もいれば慣れていない下駄にかかとを赤くさせおんぶをせがむ子もいる。
「私、晶の和服見たかったなぁ」ひのかちゃんは肩を落とし息を吐くように語尾を伸ばした。「晶はスタイルいいから絶対に似合うのに。それに佇まいが日本美人って感じがする」
「そうかな。私はひのかちゃんの方が似合う気がするよ。それに私は美人でもなんでもないよ」
私は笑いながらそう言った。
「美人だよ。とっても綺麗」
ひのかちゃんは手を後ろに組み微笑み屈託ない顔をする。とても可憐な人。彼女の後ろで光る提灯がろうろうとして見える。花がある人だと言えばいいのか。今まで人と話すことは多くはなかったけどこんな人はそうそういないことは私でもわかる。そんな人に出会わしてくれるなんて死んでもお父さんはお父さんなんだなとぼんやりと思う。
「何で和服を着ることがなくなったの」
「…………えっと、確か父が原因だったんじゃないかな」
「え?お父さんなの」
「えぇ…………」
言われてみれば和服を着なくなったちゃんとした理由がわからない。私が難しい顔をして思い出そうとしていたら古徳さんが石畳に引っかかり頭から横転しそうになった。私は咄嗟に手を掴み後ろに引っ張り上げその隙に体をかがめ胴体で受け止めた。
「大丈夫ですか」
「申し訳………ありません」
「二人とも大丈夫⁉︎怪我してない⁈」
「私は大丈夫だけど古徳さんが………」
「……………私も大丈夫です。ご迷惑をおかけしました」
古徳さんは体をゆらゆら揺らしながら幹が細い木のように頼りなく立った。私は堪らず肩を持ってしまった。差し出がましいことだとわかっていたけど見過ごすことができなかった。
「姿勢を屈めて私に寄りかかってください」
「ご迷惑をおかけすることはできません」
「なら、私が肩をかすから」
「いや、いい」
「いや、返事早い」
「ふふふ。私がどうしてもあなたを支えたいのです。ご迷惑じゃなければ先にある階段までこうしていただけませんか」
古徳さんはそう言うと観念した息を出す。
「あなたの言い方はずるい」
いじけてそう言った彼の姿は少し意外だった。
「ごめん。朔さんが私に頼りたくないばっかりに」
「そんなことないと思うけど」
「けど、初めからずっと私のことお邪魔虫だと思ってるから」
「だそうですよ」
「………………………………」
古徳さんはそっぽを向き何も答えない。平時の彼なら私を気にして適当に言い繕っていたかもしれない。何も返事をしない古徳さんにおずおずとひのかちゃんは顔を伺う。少し経っても何も反応を示さない古徳さんに顔を明るくさせる。
「—————なんだ。私の勘違いだったのか」嬉しそうに体を動かす。「あ、そうだ。私、屋台で食べ物買ってくる。何か食べたいものある」
「………………………」
「ひのかちゃんに頼んでいい?」
「はい!頼まれました」
人懐っこい歯を見せた可愛らしい笑みをする。古徳さんの肩が突然重くなる。私の膝が少し曲がった。
「じゃあ、私たちはこの先にある階段で座って待っているね」
「急いで買いにいくから」

 ひのかちゃんが居なくなって少し経つと古徳さんは申し訳ないと血の気が引いた顔で言う。この人はやっぱりそんな人なんだと思う。少しだけお父さんに似ている気がする。
「もっと私に寄りかかってください。私が支えている意味がありません」
「…………十分に寄りかかっています」


 私は久々に人に苛立ちを覚えた。もっと自分を頼ればいいのにとつい先日に知り合ったばかりの他人にそんな傲慢なことを思う。私の首に回された彼の腕を伸ばし片足だけを無理やり浮かせる。驚いた古徳さんは汗ばむ顔を上げて私を見る。
「驚いた。あなたはもっと慎ましい方だと思っていた」
「……………苦しい時に苦しいと言えない人にはこれくらいがいい距離だと思います」
「—————苦しい時に苦しいと言える人間は人に期待しているから言えます」
不自然な間を開けて彼は言った。私はその姿を見ると不意にお父さんが夜半に帰ってきたことを思い出す。合わせていた褄が乱れ袖が破れていた。体の節々には切り傷がありその上に土埃が瘡蓋のように覆いかぶさっていた。たまたまトイレに行っていた私にばったり会うと締まりの悪い顔をしてお手洗いかといい手を袖の内側に隠した。すぐに立ち去りたそうにしていたけど私が目が覚めたと言うと父は話し相手になってくれた。
 あぁ、そうだ。そうだった。
提灯の明かりがまばらになりすれ違う人もポツポツと消えていく。光に居場所を奪われた夜がここで光を囲むように見ている。本殿に続く階段の下段では祭りに当てられた人たちが倦怠な所在ない顔をして明るい道筋を遠くから眺めている。ここに来るとまだ夜だと改めて実感する。
「中段まで上がりますがいいですか」
「—————あ、あぁ」
古徳さんは階段を見上げると眉を潜め瞳を隅々まで動かし事細かく周辺や階段を観察し始めた。
「見覚えがありますか」
古徳さんは瞳をかすかに私に向けるとすぐに焦点を真逆に向けた。あれだけ動いていた目が固まって動いていない。
「知っているところに似ていました。ただ—それだけです」
男の人に寄りかかられながらの登りは思ったよりとても辛い。だけど、話が気になったわたしは大きく息を吸い込み一言だけ言えるようにする。
「どんな—ところですか」
「———いえ、気のせいでした」
中段まで来た私たちは立ち止まる。古徳さんは私の体に触れないようにそっと腕を引き抜く。本当に申し訳ない。と震える足が倒れないように手を膝につけうつ伏せていった。
「ありがとうとおっしゃられる方が私は嬉しく思います」
古徳さんは唸り声と共に手を膝から離し腰を伸ばす。そして、私の顔を目を細めしんどそうに見る。
「ありがとうございます」
「はい。謹んでそのお礼を受けさせていただきます」
私が喜んでそう言ったら古徳さんは気を失ったかのようにフラッと腰を勢いよく下ろした。
「私、ここの祭りにきたことは一度しかありません」私はロングスカートを腿の裏筋から撫で座る。光の中でたくさんの人たちが行き交う光景がここから一望できる。やっぱり和服や浴衣を着た華々しい人たちがたくさんいる。「父ともう一度いってみたいと思っていました。けど行けませんでした」
 曖昧に思い出されるお父さんとのかすかな記憶に耳を傾けたかった。匂いが思い出せない。声が思い出せない。色が思い出せない。そして、いつのまにか顔すら。お父さんを亡くした悲しささえ忘れそれを忘れる虚しさすらいつのまにか消えてしまう。そんな薄情なことをしながら私は今お父さんのことを必死に思い出そうとしている。口に出さなければ記憶の残り香になり露と消えてしまうだろう。私はない記憶をあるように成るようにかきあつめ話す。
「父は依頼者が来るときはあまり話さない人でした。だけど家族と話す時はよく話す人でした。父は庭の手入れが面倒で嫌いだとよく話していましたが草木の様子をよく見て細々とした作業をずっと自分でやっていました。その分の熱の入れようのせいだったのかは知りませんが庭を見ることが大好きでよく縁側で寝転がって見ていました」
そうだ。そんな人だった。他人と話すときはいつもむすっとしながら話していた。そのせいで人からいつも気難しい人だと思われていた。幼いながら本当は優しくてきさくな父のことが知ってほしくてとてももどかしかった。
「そして、ある日から—————」あの日から「母が視力を奇跡的に回復した時からお父さんは遠く———あやふやになったような気がします。母はとても嬉しいはずなのにそこまで嬉しそうじゃなかった気がします。私もとても嬉しかったのに何故か素直に喜べなくて。おかしな話かも知れませんが目が見えるようになったのはお父さんのおかげなのかも知れないと今でも思ったりします」
私が苦笑して言った。古徳さんもきっと一蹴してくれるだろうと思いながら。
「——晶さんが思ったことが———きっと一番納得できていいと思います」
だけどとても真面目にそして躊躇いながら彼は答えた。わたしは彼はやっぱり誠実な人なのだと何故か確信してしまう。それはとても親身に自分の痛みのように黙って聴いてくれたからじゃない。本当にただ何となく何故かそう思ってしまう。
「————お父さんが…………お父さんがいなくなった前日の夜にお父さんを見かけました」
わたしの動いていた口が止まる。これ以上思い出そうとしたら息が苦しくなる。燃え尽きかけた蝋燭の灯火でじっくり心臓を炙られたような凄愴を感じる。
「———………………」
「……………………。」
私は首を横に振り薄い靄のような闇が伸びる下段に顔を落とす。よく目を凝らしてみなければ来た道が見ない。
「————実は本当のところ私はお父さんのことを忘れていました。古徳さんがお父さんの名前を出すまで認識して生活をすることがなかったほどに。私は非情な人間です」
「———私は忘れられるなら忘れたいです。不謹慎ですが晶さんがうらやましい」
「時間が経って共にすごした時の感情をわすれて気づけば全て忘れてしまいました。なくしたくてなくしたもの———かも知れない。そうかも知れない。なのに記憶が近くに迫ればそれがどうしようもなく愛おしく思えてしまいます」
「嫌な記憶ならそっとしまってしまう方がいいです。死者と後悔は決して戻らない。わかっているのにそれがわからなくなる」
「ふふふ。やっぱりあなたは父に似ている」
「そう思いませんが」
「いえ、似ています。とても。優しくて誠実で不器用で。そして、その目が。人を想う目をしている。自分の体が辛い今でも私を想ってみてくださる」
「———それはあなたが勝手にそう思っているだけだ」
「その目で一体何を見ているのですか」
「何も見ていませんよ」
「そうですか。何も……………」
————お父さんとの思い出が滔々と溢れ出る。楽しかった思い出が悲しい思い出がそして後悔が。私がお父さんが亡くなった日の朝にお父さんを引き止めてその日の祭りに連れて行ければ生きていたかもしれない。私の目が徐々に熱くなり視界がおぼつかなくなる。煌めく光の群が蛍の灯火のように儚く見える。鼻を通る湿った風が喉を通り肺を気持ち悪くさせる。こんな大切な後悔を私はどうして忘れていたの。
「———私なら絶対に忘れた痛みを思い出すことはしない」
静謐で仄かな叱責があるそしてとても同情的な言葉だった。
「私はこれでよかったです。お父さんのことを忘れたくない」
「その記憶をなくしても悲しむ人はいない」
「それでも——————私は私が望んだこのあり方がいいです。楽しかった記憶がある。決して消えない後悔も大切な思い出です。お父さんとの時間があるから今の私がある。それがあるからお父さんは生きた時間がなくなることはないです」
私は立ち上がり固まった体を伸ばし深呼吸をする。とても清々しい。痛みは乗り越えるものだと誰かが言っていたかも知れないけどそんなことをする必要はない。私はこの痛みととものに生きていく。もう二度と手放さない。同じ後悔をしないために。
「どうしたの?嬉しそうな顔をして」
りんご飴を三つ指の間に差し込み片手にはソースの匂いがする袋を下げたひのかちゃんが上ってくる。
「なんでもないよ」
「えぇ、ほんと?」
「ただ和服は走りにくくて嫌だなぁって話していただけ」
「そう……なんだ?」
初めて見た気がした景色が今では懐かしく儚いものだと感じる。過去と今が交差する記憶がある内は靄がかかるものはきっとない。











翌日の朝
 朔は瞼を見開き天井の木目を見ている。昨日のひのかの懸命な世話のおかげで朔は快調である。体を起き上がらせるといやでも体調の良さを感じる。今まであの発作を起こした翌日に体調が良かったことなど一度もなかった。朔は余計な借りを作らせたひのかに苛立ち舌を打つ。
「よかったです。体調が優れているようで」
微笑しながら晶が言った。朔はすぐに障子を開けおにぎりや焼き魚を乗せたトレイを手に持つ晶を見る。
「お恥ずかしいところを」
「いいじゃないですか。それもまた古徳さんですから。取り繕わなくて大丈夫ですよ。私はありのままの古徳さんの方が親近感が湧いて好きです」
慈愛に満ちた優しい彼女の言葉には勘ぐる余地など一切ない。朔は彼女の前を横切り縁側に座る。
「ところでどうしてここにお越しに」
彼女は朔の隣に座りトレイを置いた。
「そろそろ、ご飯が欲しい頃かと」朔は瞳だけを動かし手元にある焼き魚を見る。思わず固唾を飲んでしまう。体が食べ物を欲していると久しく思うことがなかった分余計にうまそうに見える。「良かったです」
彼女は笑窪を作り微笑む。小っ恥ずかしくなった朔は顔を横に向け所在なく縁側の柱に目を向け
「そういえばあいつが今どこにいるかしっていますか」
とわかりきった言葉を言った。
「てっきり言っていると思っていました」
「———どういうことですか」
「山に行くと言っていましたよ」
「香と二人でか…………」
顔を晶に向け目を見開く。
「えっと……」朔の形相に驚いた晶は視線を一度外し改めて自分の記憶を確認する。「ひのかちゃんが確かに言っていたのでそうかと」
庭から見える遠くの山の稜線から鳥が悲鳴を上げながら飛び立っている。朔はすぐに反応し多くの鳥が急いで飛び立つ山を見る。僅かに吹く温度のない不和の風が鳥肌を煽る。朔の部屋にある刀がそれに強く共振し震え畳に落ちる。落ちた刀を振り返り見る。
 ———まさか—————
「ひのかちゃんに何か……」
昼を過ぎた太陽の光が池庭を余すことなく光らせている。風に落とされた花弁が水光を揺らし底に影を落とす。波紋状の光が晶の顔のしわや窪みその目が持つ憂いを痛く鮮明に見せる。失う痛みを知るその顔。きっと今なにが起こっているか彼女は見当がついていない。だが、それが訪れる予感は身に刻まれている。誤魔化しはできない。
「————無事なことを祈るしかない」
晶の顔だけを水光は照らしていたわけではない。等しく朔の顔も照らしている。だから、晶はその一言に反感より悲しみが勝った。
「私が一人で行きます」
「だめだ。行っても無駄だ」
「無駄でも行きます。私ができる限りのことを私はすべきだと信じています」
「たどり着けない」
「そうだとしても………………」波光が晶の瞳の闇を光を映えさせる。「私は二度も過ちを繰り返さない」
「なかったことにすれば良い。そうすれば————」
「できません」
底光りする瞳は朗らかでいて花のようにひどく脆い。なのに、その在り方はなにもよりも強く気高い。
 どうしてみんなそうなんだ。理解できない。見なかったことにすればいいじゃないか。そうすれば抱えている痛みはなくなり煩悶とした日々から解放される。俺はそれを望んでいるのになのになぜ……………。————この世界をそのまま見ようとする。
 あいつの生写しのような瞳に目を逸らす。そのつかぬまだ。隣にいた彼女が立ち上がり勇ましい一歩を踏み出す。引き止めようと手を動かすと指先が刀に触れた。いつの間にか鞘と鍔を白い帯で固く結ばれたこの刀は寝室から飛び出していた。忘れ去ろうとした感触が胸底を揺さぶる。覚悟も決意もない俺にお前は再び握れと言うのか。遠ざかる晶の背中が光のしじまに消えかけている。どうしてこの世界と正面から向き合うとする。
「待て……………俺が行く」
「だけど、古徳さんだけに—————」
「あいつを助けるだけだ」
立ち上がり光が差し込む回廊を歩く。鞘に巻きつけていた紫紺の糸をほどき腰に巻きつける。指先から爪先まで全てが思い通りに動く。久々に帯刀するのに思いのほか鉄の重みで体勢が不均衡にならない。やはり、体の調子が良い。あの女は本当に余計なことをしてくれた。借りは作りたくない。それに間近で消え行く晶の背中が失う辛さを実感させた。だから咄嗟に声が出た。正直、自分で自分がやっていることが滑稽にしか思えない。だが、心に残る借りがそれを通り越しはるかに気持ち悪い。くそ。だから、俺は誰とでも他人でいたかったんだ。つくづく思う。俺はあの女が嫌いだと。
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