第31話
文字数 469文字
スピンオフ篇#階段2
わたしは少しヤケになって3回もクジを引いた。ハズレのティッシュはポケットに入れて、当たったジュースをガブガブ飲んだ。
焼きそばを買って、隅にある椅子に座って食べようとすると、男の子が3人寄ってきてうるさい。
馴れ馴れしいし、うっとうしい。
食べようと思って出した焼きそばをフクロに戻して立ち上がっても、まだうるさい。
わたしは一度にっこり微笑んで、次の瞬間に全速力で走った。
息が切れるくらいになって振り向くと、うるさい子たちはもういなかった。
良かった。
でも知らない景色。
あー、わたし逆方向に走っちゃったみたい。
これじゃあ門限に間に合わないかもしれない。
でもそんなコトはどうでもいいや。
わたしはもう辞めるんだ。
疲れてはててやっと寮の前まで戻ってきた。
この6段の階段も、越して来た時には、荷物を持っていても、足取りも軽く駆け上がっていた。
今は足が重い、あれ、外側のカギも閉まってる。
時間を見ようとしたけど、
え?ない!
スマホもおサイフも入ってるバックがない!
わたし焼きそばしか持ってない!
わたしは少しヤケになって3回もクジを引いた。ハズレのティッシュはポケットに入れて、当たったジュースをガブガブ飲んだ。
焼きそばを買って、隅にある椅子に座って食べようとすると、男の子が3人寄ってきてうるさい。
馴れ馴れしいし、うっとうしい。
食べようと思って出した焼きそばをフクロに戻して立ち上がっても、まだうるさい。
わたしは一度にっこり微笑んで、次の瞬間に全速力で走った。
息が切れるくらいになって振り向くと、うるさい子たちはもういなかった。
良かった。
でも知らない景色。
あー、わたし逆方向に走っちゃったみたい。
これじゃあ門限に間に合わないかもしれない。
でもそんなコトはどうでもいいや。
わたしはもう辞めるんだ。
疲れてはててやっと寮の前まで戻ってきた。
この6段の階段も、越して来た時には、荷物を持っていても、足取りも軽く駆け上がっていた。
今は足が重い、あれ、外側のカギも閉まってる。
時間を見ようとしたけど、
え?ない!
スマホもおサイフも入ってるバックがない!
わたし焼きそばしか持ってない!