崩落の絶対者その7

文字数 752文字

わたくしの屋敷の寝室にて...
永遠の眠りにおつきくださいませ...。
二度と目を覚まさぬ

深遠の眠りと言うわけだね?

............
......。
フフッ.........
それで先程は余に

入眠前の茶を進めてくれたのだな...?

御意に御座います...
......お別れですわね...。
閣下...。
しかし余は生き続ける...か。
フッ...

矛盾なのか皮肉なのか。

なるほど、見事な先送りよな。
......。
しかし余には

全ての力に対し絶対の耐性がある。

わたくしの屋敷は

あらゆることわりから外れております。

絶対者の安眠程度なら...
わけもありません...。
...余は安眠を所望する...。
我に永遠の安眠を...
...承りました......。
礼を申すぞ。

お嬢......。

.....................

.....................

...................

絶対者は御屋敷の

寝室で永遠の眠りにつきました。

..................

パラドックスを抱えたまま

永遠の眠りについたのでした。


(や、やっと屋敷に戻って来れた...(
(...あれ?誰かが歌ってる...。)

 Schlaf nun selig und süß,

さあ、幸せに、そして優しく眠りましょう。

 Schau im Traum 's Paradies.

夢の中で楽園を見てください。

(子守唄...。

いや寝かせ歌...かな?)

ごきげんよう...。


閣下...。
                                             

                                                                                La fin

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登場人物紹介

案内人兼屋敷の主を致しております。


読者様。


よろしくお願い致しますね..。

人狼のペンシルヴァンです。


お嬢様の付き人をやっています。


お嬢様のお付きはタフじゃないとやれません(•ᴗ•; )

毒娘の早苗です(((o(*゚▽゚*)o)))


へび神の末裔れふ(*  ˊ꒳ˋ*)

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