ブラッディ・メアリーその3

文字数 715文字

(うぅ…トマトジュースが美味しくない…。)
赤色は血みどろ色。

それはメアリーの醜。


ね? ペンシルヴァン…。

血は貴方が飲んでいる

トマトジュースのように赤いのよ…。

お嬢様……!。(うっ…。(汗))
ちゃんと耐えなさい。

ペンシルヴァン。

貴方…。
吸血鬼になるのが夢なのでしょう?。

ふぐぅ!

(…そんな夢1度も語った事ないです!)
メアリー・ワースはとても美しい娘だったの…。
どの程度の美しさだったと思う?。
モテモテだった…。

とか…でしょうか?

そうねぇ……
鏡にうつした自分の姿に

酔いしれる程度には美しかったらしいの。

なんだか曖昧な感じですね。
どうとでも解釈出来るというか…。

単なる自己評価というか……。

フフッ…。

良いでしょう?

前向きで……。
自信を持って

自己を肯定しているのだから。

そういうものですか…。
ペンシルヴァンも

メアリーを見習いなさいね

(僕にナルシストになれと仰せに?)
でも、メアリーはある日 

致命的な事故に遭遇してしまう。

それはメアリーを

ふためと見れない姿に

変えてしまう出来事だったの。

……。
メアリーの自己肯定感は

根幹から崩れ去ってゆく…。

自慢の美しい顔を

メアリー・ワースは永遠に失ってしまった…。

それは女性にしか分からない痛みかもですね…。
ペンシルヴァンも

女子の気持ちが共有できるように……

今度、貴方を女の子に「転換」してあげましょうか?
遠慮致します!( •̀ω•́ )✧
あら、残念。

分かり合えると言う事は、

とても大事なことなのに…。

お嬢様……。

(その代償が大き過ぎるのです!)

美しさを失ったメアリーは

それでもかつての美貌を求めて止まなかっのよ。

それはメアリー本人の

美貌の痕跡を見いだすことでもあった。

痕跡…?ですか?
そう…。

痕跡をね…。

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登場人物紹介

案内人兼屋敷の主を致しております。


読者様。


よろしくお願い致しますね..。

人狼のペンシルヴァンです。


お嬢様の付き人をやっています。


お嬢様のお付きはタフじゃないとやれません(•ᴗ•; )

毒娘の早苗です(((o(*゚▽゚*)o)))


へび神の末裔れふ(*  ˊ꒳ˋ*)

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