入学試験⑵

文字数 453文字

〜試験会場〜
(何だったのかしら、さっきの……それは確かに、ぶつかったわたしの方が悪いのだけど……でも何も舌打ちしなくたって)
では、今から魔術学校の入学試験を開始いたします
各自、自分自身の実力を存分に発揮してください
は、はじまった……
うう、ドキドキするよぉ……
っと、いつの間にかこんな時間に
(まぁ、気にしても仕方がない、か……今は目の前の試験に集中しないと……)
(まず初めは、筆記の試験……これは魔術の使えないわたしでも問題を解くことくらいは出来る…)
(問題は、その次)
ではこれで、筆記の試験を終了

続いて皆さんには、"魔術適正試験"を受けてもらいます。
(魔術適正試験……各々の魔力量を測定し、一定の水準を満たすものだけが通過できる試験)
試験では、皆さんに一人ずつ前に出てきてもらい……この水晶玉に触れてもらいます
(試験方法は極めて単純……あの水晶玉に触れると、当人の魔力量に見合っただけの大きさの炎が水晶玉の中に現れるというもの )
では、前の席から順番に出てきてください
どうぞ
は、はい!よろしくお願いします
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登場人物紹介

・アイリス=ポラード

名門貴族の一人娘
魔術の才能がないにも関わらず、魔術の学校へ入学することになってしまう。

・ミリア=チェイス

恵まれた魔術の素質を持つ少女。しかし成り上がり貴族の生まれであることから周囲に疎まれて育つことに

ポラード家に少なからぬ恨みを抱いている

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