第4話 「図書カード」
文字数 1,442文字
香奈は図書室の受付で本の整理をしていると突如お昼に見かけた高身長の男性が現れる──。
香奈は彼の顔を見て呆然とする。
慌てて彼の持っている本を受け取り、
裏面にある図書カードに名前を書くよう言った。
香奈は図書カードに書いてある事に驚き、
またもや呆然とし始める...
突然のセリフでつい声が裏返ってしまい変な空気になってしまう。
すると、雛川は借りた本を持って去ってしまう...
香奈は恥ずかしそうに顔を真っ赤にさせながら本の整理を続ける──。
すると、生徒会の会議を終えた美穂が図書室に入ってきた。
香奈は美穂の腕を掴むように泣きそうな顔で言った──。
香奈と美穂は図書室を後にしタピオカ屋へと向かった。
── 17:30 駅前 ──
香奈は頬を赤らめながら美穂に言った。
── 翌日 ──
ウチは今日も委員会の仕事で図書室で仕事をしている。
雛川さんが来るかもしれないというドキドキを味わいながらも、
破れかけた本のページをセロテーブでとめる──。
すると──。
香奈はある方法を思いついたのだ。
香奈はパソコンで雛川が読んでいる本の整理番号を検索し場所を探す──。
するとミステリーコーナーの真ん中の段にあることがわかり、
香奈は雛川が借りている本の場所まで移動した。
香奈はミステリー小説が並んでいる本棚のところで雛川が借りた同じ本を取ろうとする──。
香奈は【四つ葉のしおり】と書いてある3巻の本を手に取り出した。
香奈は【四つ葉のしおり】の3巻を開き真ん中あたりに手紙を挟み本棚へ戻した。
そして、少しの希望を抱きながら受付の席へと戻り雛川が来るのを待っている──。
つづく