第2話 「出会い」
文字数 1,345文字
香奈はそっと落ちていた物を拾った。
拾ったしおりは、白色の画用紙にあじさい柄で渋いものだった。
香奈は裏面を確認した。
"キーンコーンカーンコーン"
学校のチャイムが鳴り始めた。
2人は3階にある音楽室へと小走りで向かった。
すると、2階の階段近くの男子トイレから謎の男が現れる──。
現れたのは小太りの男性で、
濡れた手をお尻で拭きながら3階の方を見つめ、立ち止まる。
授業が終わり昼休みの時間
香奈と美穂は教室に戻りお昼ご飯を買おうか相談している。
香奈と美穂は購買売り場でたまごサンドを買おうとした。
だが、席から立とうとしたら先生が教室に入ってきて美穂に話しかける──。
先生は大きな声で美穂に生徒会に参加するよう話した。
美穂は香奈にすぐに戻ると伝え、教室を出て行こうとする。
ウチは1階にある購買売り場へ向かった──。
目の前にはたくさんの人がいて、とてもじゃないが買える状態ではない。
だけど早く買わないと売り切れてしまうため、勇気を振り絞り人混みの中を搔い潜った。
ウチはたまごサンドを2つ買い後ろを振り返り教室へと戻ろうとするが…
目の前に、高身長の男性がいる──。
おそらく、音楽室に向かおうとした時に見た人と同じ人。
声をかけようとする香奈だが、よく見たら隣に女性の姿が…
香奈は購買売り場の人混みに負け、うっかりたまごサンドを2つ落っことしてしまう。
たまごサンドは周りの人たちが踏みつけペッチャンコになってしまった…。
香奈は目の前の光景を見て呆然と立ち尽くす──。
つづく