第6話 「秘密」
文字数 1,509文字
香奈は雛川に告白をしたが振られた──。
泣くのを我慢しながら屋上を去った香奈は廊下を走る。
すると1人の男性とぶつかる──。
香奈は下を向いた状態で金髪の男子生徒とぶつかった。
だが、香奈は顔も見ないで廊下をあとにした──。
すると吹奏楽部をしている美穂は顧問の先生と話したあとに音楽室から出てきた。
── 17:00 図書室 ──
香奈は図書室の受付の席で泣いている──。
すると香奈の後ろから図書委員長の「荒川 雫(あらかわ しずく)」先輩がやってきた。
荒川先輩はそっと香奈の背中をさすった。
香奈は荒川先輩の方を振り向き目を潤わせながら言った。
荒川先輩は香奈が座る席の隣に座り本の整理をしながら相談に乗った。
荒川先輩は図書室全体に響き渡る大きな声で叫びながら雛川の名前を口にした──。
〜〜〜2日前 17:00 多目的室〜〜〜
〜〜〜〜〜〜 現在 〜〜〜〜〜〜
なぜ雛川は振ったのか気になる香奈は、荒川先輩に受付の仕事を引き継いでもらい図書室を後にした。
学校中を走り巡る香奈は自分のクラスを覗いたり、
音楽室を覗いたり、屋上に戻ったりとありとあらゆる所を探した──。
── 17:30 昇降口 ──
外は雨が振っている──。
すると雛川は昇降口を出ようとしていた。
香奈は大声で雛川の名前を言い、呼び止める──。
雛川はそっと立ち止まり香奈の方へと振り向く。
香奈は、ゆっくりと雛川に近づいた──。
雛川は香奈に近づき耳元で小さな声で話した──。
つづく