第14話 湯田温泉に行ってきた。
文字数 2,594文字
今日は珍しく朝から出かけました。
湯田温泉に行ってきたのです。
湯田温泉というのはそのまま地名で、駅名にもなっていて、その名の通り、温泉街です。地理的には、県庁所在地の山口市に隣接します。
わたしの住む場所から湯田温泉へ行くには、まず山陽本線の下り電車に乗って新山口駅へ行き、そこで山口線に乗り換える必要があります。
先ほどnoteにも書いたのですが、その新山口駅へ行く最中、ドクターイエローを目にしました。
ドクターイエローは「新幹線のお医者さん」といわれる黄色い新幹線のことで、架線や信号設備などの検測のために普通の新幹線と同じように走行するのですが、滅多に見られないらしく、
「見ると幸せになれる」
と縁起もののようにいわれているようです。
https://www.acecollection.jp/doctor-yellow-operation/
新山口駅へ向かう、わたしの乗った在来線と、おそらく徳山駅へ向かうドクターイエローがすれ違ったのです。
「あっ、黄色い新幹線!」
と思わず興奮してしまいました。
だって、はじめて見たのですよ。話に聞いたことはあったけれど。実在したんだ。本当に黄色い。車体に走るラインは青。
わたしは滅多に電車に乗らないのですが(出不精の引きこもりなので)、ずいぶん前に、同じ新山口駅のホームで電車を待っているときに、トワイライトエクスプレスが停車しているのを見たことがあります。今の「瑞風」ではなく、たぶんその前のトワイライトエクスプレスを。
西日本でトワイライトエクスプレスが停車するのは、確か新大阪まで。(瑞風ではないトワイライトエクスプレスのことです。)
トワイライトエクスプレスの運行が終わったあと、なにやら特別便のような形で山口を通ることが何度かあったようで、おそらくそのときにたまたま目にしたのだと思います。上品な深緑色の車体。トワイライトエクスプレスと書かれたエンブレム。間違いないはず。
……前置きが長くなりました。
湯田温泉のお話です。
湯田温泉駅を出ると、まず目につくのは巨大な白狐のオブジェ。
でかいです。人がいたので変な角度からの撮影ですみません。
http://www14.plala.or.jp/hotokuenhp/yamaguchidensetu/ikimono/byakko.html
「白狐の湯」についてはこちらをどうぞ。
湯田温泉へ来た目的のお店がどうやら11時からの営業らしく、開店までだいぶ時間があったので、お散歩がてら、お隣の山口市まで歩いてみることにしました。
観光に力を入れているだけあって、あちこちに観光場所を掲示した看板やマップがあるのがとてもありがたかったです。なにしろ筋金入り(?)の方向音痴なもので。
かわいらしい白狐たち。
井上公園へやって来ました。井上馨候ゆかりの地です。
池の周りがすごく風情があって、ずっとここでぼうっと水と緑を眺めていられるな、と思いました。
特筆すべきは、公園内に足湯があるのです。
ちょうど利用されている方がいたので写真は撮れなかったのですが、湯田温泉、まじであちこちに足湯があります。中心街をぶらぶら歩いているだけで、四、五ヶ所はありました。もちろん湯田温泉駅にもあります。絶賛利用中でした。
こちらはたまたまだれもいなかったので写真をパシャリ。
一応、利用時間はあるのですが、夜22時までとか、けっこう長めでした。だれでも利用できます。もちろん無料で。太っ腹すぎる。
郵便ポストがかわいい。普通のポストのほうが多いのですが、二つほど、白狐バージョンを見つけました。
かれこれ30分ほど歩いたでしょうか。山口市の中心地に到着です。
山口駅を出てまっすぐのメインロードをパークロードというのですが、この通りに主要な観光地と市民の知的財産が揃っています。
山口県立美術館、図書館、博物館、歴史資料館。
瑠璃光寺五重塔、雪舟庭。
そして、メインロードを左に曲がると池があります。
蓮の花があちこちに咲いていて、以前来たときにはドン引きするくらいでっかいカエルが蓮の葉っぱに鎮座していました。ウシガエル? 小さいウサギくらいの大きさは余裕でありました。声もでかい。今日はでっかい亀がいました。やっぱり小さいウサギくらいの。
美術館のある亀山公園は山になっていて、ぐるりと山を迂回していくと十字架の塔が見えてきます。
サビエル記念聖堂です。
フランシスコ・ザビエルを、ここではサビエルと呼びます。銅像のそばに鐘があって、それを鳴らすことができます。
先ほどの十字架の塔にも鐘がついていて、ちょうど正午にさしかかったとき、辺りに鐘の音が鳴り響きました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。そろそろお疲れではないでしょうか。
実はですね、わたしもこのサビエル記念聖堂へ来た辺りで、急に疲労感に襲われまして。曇り空でしたし日傘を差していたのですが、普段ろくに出歩かない人間がいきなり何時間も歩きずくめ、そりゃあ具合のひとつも悪くなろうというものです。
折り返しで湯田温泉まで歩いて戻るつもりでしたが、諦めて、おとなしく山口駅から電車に乗って新山口駅まで向かうことに。
と、その前に。
山口駅の近くにブックオフがあるのです。
ここまで来て、ブックオフに行かずに帰るという選択肢があるだろうか。いや、ない。
というわけで、駅に向かう前にブックオフへ。
いやー、ひさびさのブックオフ、最高でした。体調が万全だったら、あと1時間は余裕で滞在していましたね。そしてあと20冊くらいは本を買っていたと思う。
いや、重すぎやろ。腕がもげるわ。
青息吐息で駅にたどりついた途端、タッチの差で発車してしまった電車を見送り、次の電車が来るまで30分以上待機することに。
山口駅前に並んでいるでっかい大内人形です。
みなさん、お気づきでしょうか。
湯田温泉までやって来た本来の目的のお店に、まだ行っていないことに。
そうなのです。本当なら湯田温泉まで戻ってから行く予定だったのですが、疲労困憊で今回は潔く諦めることに。
また来ます。今度こそは。
山口駅と新山口駅を往復する電車。
ブックオフで購入した本。
だらだらとした日記に最後までお付き合いいただきまして、どうもありがとうございます。
湯田温泉に行ってきたのです。
湯田温泉というのはそのまま地名で、駅名にもなっていて、その名の通り、温泉街です。地理的には、県庁所在地の山口市に隣接します。
わたしの住む場所から湯田温泉へ行くには、まず山陽本線の下り電車に乗って新山口駅へ行き、そこで山口線に乗り換える必要があります。
先ほどnoteにも書いたのですが、その新山口駅へ行く最中、ドクターイエローを目にしました。
ドクターイエローは「新幹線のお医者さん」といわれる黄色い新幹線のことで、架線や信号設備などの検測のために普通の新幹線と同じように走行するのですが、滅多に見られないらしく、
「見ると幸せになれる」
と縁起もののようにいわれているようです。
https://www.acecollection.jp/doctor-yellow-operation/
新山口駅へ向かう、わたしの乗った在来線と、おそらく徳山駅へ向かうドクターイエローがすれ違ったのです。
「あっ、黄色い新幹線!」
と思わず興奮してしまいました。
だって、はじめて見たのですよ。話に聞いたことはあったけれど。実在したんだ。本当に黄色い。車体に走るラインは青。
わたしは滅多に電車に乗らないのですが(出不精の引きこもりなので)、ずいぶん前に、同じ新山口駅のホームで電車を待っているときに、トワイライトエクスプレスが停車しているのを見たことがあります。今の「瑞風」ではなく、たぶんその前のトワイライトエクスプレスを。
西日本でトワイライトエクスプレスが停車するのは、確か新大阪まで。(瑞風ではないトワイライトエクスプレスのことです。)
トワイライトエクスプレスの運行が終わったあと、なにやら特別便のような形で山口を通ることが何度かあったようで、おそらくそのときにたまたま目にしたのだと思います。上品な深緑色の車体。トワイライトエクスプレスと書かれたエンブレム。間違いないはず。
……前置きが長くなりました。
湯田温泉のお話です。
湯田温泉駅を出ると、まず目につくのは巨大な白狐のオブジェ。
でかいです。人がいたので変な角度からの撮影ですみません。
http://www14.plala.or.jp/hotokuenhp/yamaguchidensetu/ikimono/byakko.html
「白狐の湯」についてはこちらをどうぞ。
湯田温泉へ来た目的のお店がどうやら11時からの営業らしく、開店までだいぶ時間があったので、お散歩がてら、お隣の山口市まで歩いてみることにしました。
観光に力を入れているだけあって、あちこちに観光場所を掲示した看板やマップがあるのがとてもありがたかったです。なにしろ筋金入り(?)の方向音痴なもので。
かわいらしい白狐たち。
井上公園へやって来ました。井上馨候ゆかりの地です。
池の周りがすごく風情があって、ずっとここでぼうっと水と緑を眺めていられるな、と思いました。
特筆すべきは、公園内に足湯があるのです。
ちょうど利用されている方がいたので写真は撮れなかったのですが、湯田温泉、まじであちこちに足湯があります。中心街をぶらぶら歩いているだけで、四、五ヶ所はありました。もちろん湯田温泉駅にもあります。絶賛利用中でした。
こちらはたまたまだれもいなかったので写真をパシャリ。
一応、利用時間はあるのですが、夜22時までとか、けっこう長めでした。だれでも利用できます。もちろん無料で。太っ腹すぎる。
郵便ポストがかわいい。普通のポストのほうが多いのですが、二つほど、白狐バージョンを見つけました。
かれこれ30分ほど歩いたでしょうか。山口市の中心地に到着です。
山口駅を出てまっすぐのメインロードをパークロードというのですが、この通りに主要な観光地と市民の知的財産が揃っています。
山口県立美術館、図書館、博物館、歴史資料館。
瑠璃光寺五重塔、雪舟庭。
そして、メインロードを左に曲がると池があります。
蓮の花があちこちに咲いていて、以前来たときにはドン引きするくらいでっかいカエルが蓮の葉っぱに鎮座していました。ウシガエル? 小さいウサギくらいの大きさは余裕でありました。声もでかい。今日はでっかい亀がいました。やっぱり小さいウサギくらいの。
美術館のある亀山公園は山になっていて、ぐるりと山を迂回していくと十字架の塔が見えてきます。
サビエル記念聖堂です。
フランシスコ・ザビエルを、ここではサビエルと呼びます。銅像のそばに鐘があって、それを鳴らすことができます。
先ほどの十字架の塔にも鐘がついていて、ちょうど正午にさしかかったとき、辺りに鐘の音が鳴り響きました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。そろそろお疲れではないでしょうか。
実はですね、わたしもこのサビエル記念聖堂へ来た辺りで、急に疲労感に襲われまして。曇り空でしたし日傘を差していたのですが、普段ろくに出歩かない人間がいきなり何時間も歩きずくめ、そりゃあ具合のひとつも悪くなろうというものです。
折り返しで湯田温泉まで歩いて戻るつもりでしたが、諦めて、おとなしく山口駅から電車に乗って新山口駅まで向かうことに。
と、その前に。
山口駅の近くにブックオフがあるのです。
ここまで来て、ブックオフに行かずに帰るという選択肢があるだろうか。いや、ない。
というわけで、駅に向かう前にブックオフへ。
いやー、ひさびさのブックオフ、最高でした。体調が万全だったら、あと1時間は余裕で滞在していましたね。そしてあと20冊くらいは本を買っていたと思う。
いや、重すぎやろ。腕がもげるわ。
青息吐息で駅にたどりついた途端、タッチの差で発車してしまった電車を見送り、次の電車が来るまで30分以上待機することに。
山口駅前に並んでいるでっかい大内人形です。
みなさん、お気づきでしょうか。
湯田温泉までやって来た本来の目的のお店に、まだ行っていないことに。
そうなのです。本当なら湯田温泉まで戻ってから行く予定だったのですが、疲労困憊で今回は潔く諦めることに。
また来ます。今度こそは。
山口駅と新山口駅を往復する電車。
ブックオフで購入した本。
だらだらとした日記に最後までお付き合いいただきまして、どうもありがとうございます。