思い付きで

文字数 574文字

 一日の内に思い付きで二作投稿。結構凄くない?と自画自賛をして、たくさん投稿しても人気が何もないのを見て見ぬふり。

 今日もつまらない日々。これで生きているのだろうかと思う。やりたい事も、やりたくない事も決めきれないまま、目標もなく、ただ今日を、その時をなんとなく過ごす。やるべき事は山積みで、考えるべき事も沢山ある。でも、その何処にも手を伸ばさず、見るべきものを見ず、本当にただただ今日を過ごしている。良いのか?自問自答すれど、心は言い訳をする。「それをするには、疲れ過ぎている」。草臥れた、そう草臥れた。明日になれば疲れは癒えるか。そんなことはない。明日も疲れたまま一日が始まる。疲れた、疲れているのだ。妻との衝突すらも回避したいほど。だから、一日自由に過ごす事も提案出来ず、癒える事もなく、ただ今日を迎え続ける。昔の強い決意は風前の灯と化し、ただ惰性を貪る獣。こんな男の背を見て誰が惹かれる、誰が父を見習おうとする?私は疲れた。だから、それを重視出来ない、背負いきれない。見ないフリ。私の事など忘れて欲しいと願う日々。幸せか?幸せではない。不幸か?不幸ではない。これをなんと言おうか、平和ボケ。
 私に人を引っ張る事など出来るのか。他人の人生を巻き込むに値するのか。ないよな、ないんだよな。妻子もつ以上、それじゃいけない。早く快復する事を願う日。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

チン・コロッテ

 よくチンチン(電車)に似ていると言われる五十代の男。職業は一級セクハラ士で、決め台詞は「坂道下る君の心の恋人、どうもチン・コロッテです」。アイドルに詳しくないが、アイドルという文字を見るとムラムラする。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み