花言葉ものがたり
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文字数 717文字
tukinoniwa
木蓮と言うと「僕の地球を守って」という漫画を思い出してしまう世代です。
木蓮の花ことばは「自然への愛」や「崇高」
花言葉を知ると、漫画の主人公に「木蓮」という名を付けた作者さんの気持ちがわかります。
今回も前回同様イラストACから歩夢さんのイラストをお借りしました。画像にリンクがあります。
「木蓮」
少し靄がかかっていたものの、外は明るく、天気が良い。
家の鍵を閉め、コートに手を突っ込んで歩き始めた。
家から職場までは歩いて五分。公園を横切るともう到着という近さのために、徒歩通勤である。
公園の木々は、枯れ果てているように見えるけれども、近づいてみると小さなつぼみを蓄えている。春に向けて静かな準備を始めているのだ。
と、周囲がなんだかいつもよりもきらめいて見えた。
気のせいかとあたりを見回す。
風花というわけでもないようだ。小さな氷の粒だろうか。太陽の光にきらきらと輝いている。ダイヤモンドダスト? いやいや、東北とはいえ、それほどの極寒ではない。
僕には何という現象なのかはわからないけれど、小さな氷の粒の乱舞に、心が弾んだ。
もしかしたら氷霧という現象なのかなと思います。身近なものの中に、自然の美しさを感じる。そんな朝でした。
アンデルセンの雪の女王のワンシーンを思い出しました。
木蓮のつぼみが魔法の粉をかけられているところに
主人公は遭遇したのかもしれませんね。
美しいお話をありがとうございました。
abesetsu
雪の女王は大好きな作品です。
雪の女王が通りがかっていたのかと思ったら、すごくファンタスティックです!
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