第8話 中華とアフリカ

文字数 459文字

 それでも中華はあまり痛い思いはしない。既にアフリカ大陸を手中に収めたからだ。
 元来、アフリカ諸国は貧しい。そこに眼を付けたのが中華だ。投資で石炭発電所を建設し、石炭を輸入させる。更に鉄道を敷き、職を用意することで国民生活を向上させる。テレビも安いものを供給させ。契約料も安い様に設定する。そこで流れるのは中華の文化をモチーフにした番組だ。テレビを見て育つ子供達は中華文明に憧れを抱く様になる。こうして身も心も抑えるのが中華だ。
 中華がアフリカに執心な理由をもう一つ上げるとすればアフリカは発展途上にある為に今後巨大な経済市場に成長する可能性があることだ。
 アフリカが世界経済の中心地になることも将来的にはあり得なくない話なのである。北に行けば原油が埋蔵されており、中央部にはダイヤモンドも獲れる。南には金が埋蔵されており、世界有数の資源地帯である。動植物の居住地としても広い。観光業も栄えるだろう。
更に近年は中華資本により新幹線も建造され、物流の発展が著しい。電子マネーが最も発達しているのもアフリカである。
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