第9話 推し活の彼女

文字数 739文字

 ちょっと衝撃的なコマーシャルを観た。ふたりの若い女性が⚪︎⚪︎友……
 
 半世紀前、高校3年の夏休みに、彼女は私に言った。
「手術するの……」
 
 まだ、それがどういう病気なのか知らなかった。幸いにもこの歳まで罹らずにすんでいる。
 うら若き乙女が辛かっただろうな。
 ネットで簡単に調べることもできない時代。
 おかあさんに言ったのかな?
「おしりが痛いの」

 彼女は宝塚の鳳蘭(おおとりらん)の大ファンで男は眼中になかった。ちょうどベルばらブームの時、私は誘われ観に行った。後ろの方の席、たしか500円だったと記憶している。
「ツレちゃん」ひと筋だった夢見がちな彼女。
 帰りにミスドーで食べたドーナツは大きかった。
 

 どうしているかしら? 
 再発していないだろうか?

 宝塚はどうなってしまった?



 ブティックで働いていた時に、スタッフの妹さんが宝塚の⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎さんで、おねえさんもきれいな方だった。
 そのきれいな方が、トイレから出てくると薬局に走った。彼女も痔ぬしさんで、絶対に女医じゃないと嫌だと言っていた。
 そのあとのスタッフも、痔ぬしさんで、
後ろからはできないのだ……そうだ。?

 施設で介助をしていると痔ぬしさんは多い。それと水虫。
 入所する前に治しておいてほしい。
 水虫は毎日足浴をして薬を塗るのだが、元お医者さんは怒鳴るのだ。認知症になっても上から目線。
「クビにしてやるぞ」と叫ぶ。

 歯も、磨けなくなるとかわいそう。いつも痛いと泣いている。80歳で20本なんてしっかり磨けますか?
 総入れ歯でも、たくあんをかじっている95歳のコデマリさんは元気だ。



 日本人の成人の3人にひとりが痔に悩んでいるという。さらに、自分が痔であることに気がついていない人は、実に多いのだ……

 もしかしたら……ね?
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