第7話
文字数 1,057文字
★ーSIDE 佐々ー★
目の前の花美は……
チラ…
髪を掻きむしったり、ベッドを叩いたり、唸ってみたりしてる
ショボン……
自分でも驚くほど低い、機嫌の悪い声
花美は、一瞬だけ体を強張らせたけど
伏せ目がちに、頷く
オレの溜息に、ビクビクと震え始める
こんなに、怖がってるくせに……
大体、ヤることしか考えてないから
ヤれないってわかった途端、別れるんだろーが?
花美はさらに頷く
バシッ!
(花美の頭をはたいた)
花美がオレを睨む
…っていうか
ボスッ!!
オレに枕を投げつける
花美が勢いよくベッドの上で立ち上がる
ボスッ!!
もう一個あった枕をオレに投げつける
花美はポロポロ涙を流しながら、一気にまくしたてると
はだけた制服の胸元に、かろうじて引っかかってたリボンを…
シュッ!
勢いよく引き抜く
オレの目の前に突き出した